• 加工品・調味料

産直小豆お赤飯の素(3合用)

北海道の産直産地「JAおとふけ」の小豆で作ったお赤飯の素です。ハレの日のイメージがあるお赤飯を、ふだんにも取り入れてほしくて小豆のプロ、井村屋(株)と共同開発。白米と炊飯器で炊くだけで手軽にモチモチのお赤飯ができ上がります。

『産直小豆お赤飯の素(3合用)』について詳しく知ろう!

【今回お話をうかがった方】(2024年9月時点)

井村屋株式会社 桑原さん 井関さん 山岡さん
パルシステム連合会 商品開発本部 竹上さん

小豆のプロである井村屋との共同開発第3弾

◆PB商品(※)として登場した経緯は

竹上 当時パルシステムでは北海道の産直産地「JAおとふけ」の小豆を使った商品の開発をすすめていました。そこで小豆の性質を知り尽くしたプロである井村屋(株)に協力を求め、共同開発に乗り出しました。試行錯誤の末、2009年に『産直小豆ゆであずき』、翌2010年に『産直小豆あずきバー』をPB商品として発売。本品はそれまでの経験を生かし、共同開発第3弾として2012年に誕生しました。以来12年間、変わらぬ製造法で、パルシステムの定番商品として評価され、愛されています。
※PB商品:独自開発商品

◆想定したシーンやターゲット層

桑原 お赤飯というとハレの日のイメージがありますが、特別な日だけではなく、ふだんの食卓に取り入れてほしいと考えました。シニア層には自分で小豆から炊く方もいらっしゃいますが、幅広い世代にお赤飯を身近に感じてほしいと考え、炊飯器で手軽に作れるように開発しました。

◆どのように手軽なのですか

井関 通常、お赤飯はもち米で作りますが、本品はご家庭にある白米と混ぜて炊飯器で炊くだけ。わざわざもち米を用意しなくても、白米だけでも、もちもちとした食感になるよう、もち粉を加えています。もちろんもち米で炊けば、よりもっちり、本格的なおこわのような仕上がりに。また、もち米2合と白米1合、もち米1合と白米2合など、お好みで調節することもできます。パッケージにその炊き方を紹介しているので参考にしてみてください。

十勝平野の中心部にある「JAおとふけ」の小豆畑。
7~8月に黄色い花が咲きます

小豆の顔を見ながら炊き上げるのはまさに職人技

◆品質を一定に保つために苦労したことは

井関 農産物は産地が同じでも収穫した年によって品質に差が生じることがあります。本品は素材も製造工程もシンプルなだけに、同じように作っていては仕上がりが異なってしまいます。そのため、小豆の顔を見ながら、豆炊きをする温度や時間を調整しています。これはまさに職人のなせる技です。

◆産直小豆の味わいを引き出す

井関 『花見糖』を使うことでコクのある素朴な味わいに仕上げました。花見糖は和食、煮豆などとも相性がよく、お赤飯ともよく合います。ただ、通常の砂糖よりミネラル分が多いため、殺菌工程で独特の風味が出やすいです。このため配合は、食塩とのバランスを保ちつつ、主役の小豆が引き立つように味を調える程度にしています。

1回あたりの製造で約100kgの小豆(生豆)を使用します 

充てん後、レトルト加工(高温・高圧で殺菌)することで、常温で長期保存ができます

◆製造工程でのこだわりは

井関 豆炊きの温度や時間を見極めて、固すぎずやわらかすぎず、腹割れしないように小豆を仕上げることです。商品によって炊き上がりを変える必要があり、あんこやゆであずきとは異なる温度や時間になっています。本品はグツグツ炊いてしまうと豆同士がぶつかって煮崩れしてしまうので、低い温度でじっくり炊いています。

山岡 調味液として小豆の煮汁も加えています。小豆本来の風味が生かされ、着色料を使わなくても、炊き上がりのごはんの色がきれいに仕上がります。また、自宅で白米と混ぜて炊き上げることを想定し、完成一歩手前の製造設計をしています。家で炊飯したときに小豆の粒感や色、風味が際立つように考慮しています。

井関 お赤飯は特別な日のものとしてとらえがちですが、これは簡単に使える商品です。ふだんの食卓でも楽しんで、「おいしい!」の笑顔をつくるお手伝いができればうれしいです。

竹上 「白米で炊いても充分おいしい」「炊飯器でもちもちのお赤飯ができるから簡単」と好評です。組合員がこの商品を利用することで、産直産地を応援することにもつながるので、ぜひ食べてみてください。

『産直小豆 お赤飯の素(3合用)』を楽しむ

ブラジル料理「フェジョアーダ」
豆とお肉やソーセージなどを煮込んだブラジルの代表的な料理。意外にも本品で本場の味が楽しめます。

《作り方(2人前)》
もち粉が入っているので、すぐにとろみがついて時短にもなります。

  1. 豚肉(150g 部位は何でもOK)はひと口大に切り、塩小さじ1/2をもみ込む。ベーコン(100g)はひと口大、ソーセージ8本のうち4本は小口に切り、4本は斜めに切り込みを入れる。

  2. 鍋にオリーブオイル(大さじ1)とつぶしたにんにく(1かけ)、1.を入れて中火で炒める。

  3. ベーコンに焼き色がついたらみじん切りにした玉ねぎ(中1個)を2. に加える。

  4. 玉ねぎがしんなりしたら『産直小豆お赤飯の素(3合用)』と水(お赤飯の素の汁と合わせて2カップ)、黒こしょうを入れ、ふたをして20分ほど煮る。

  5. 塩で味を調え、ごはんを盛り付けて完成。

    作り方は Instagramで公開!

パルシステム神奈川 おすすめ商品

白米と混ぜて炊飯器で炊くだけ。 産直小豆の風味豊かなお赤飯を手軽に

『産直小豆お赤飯の素(3合用)』230g×2

※本ページの内容は2024年9月時点の情報です。
商品の規格変更などにより、最新の商品情報とは異なる場合があります。あらかじめご了承ください。