コア・フード有機キウイフルーツ
お届けは12月から翌年4月まで。期間限定のお楽しみ
『コア・フード有機キウイフルーツ』について詳しく知ろう!
- 【今回お話をうかがった方】(2020年2月時点)
- 株式会社ジーピーエス 事業本部 杉永 時子さん
パルシステム連合会 商品開発本部 倉崎 友花職員
交流のある「ジョイファーム小田原」が中心産地のひとつ
◆パルシステムでは1年をとおしてキウイフルーツをお届けしています。なかでも組合員の支持が高いのが『コア・フード有機キウイフルーツ』です
杉永 キウイフルーツの収穫は11月です。そこで12月から翌年4月までは「国産キウイフルーツ」を、4月下旬から11月までは、気候が日本と逆になる「ニュージーランド産」をという具合に、それぞれの国で収穫したキウイフルーツをお届けしています。国産キウイフルーツのなかでも、「コア・フード」(7ページ上段参照)を冠した本品は、有機JAS認証を取得した「有機農産物」、またはそれに準ずると判断されたものです。化学合成農薬や化学肥料などを使わない、パルシステムでももっとも厳しい栽培基準をクリアしています。
◆神奈川県のジョイファーム小田原が産地のひとつです
杉永 ジョイファーム小田原は約40年前から取り引きがある、つながりの深い産直産地です。本品の供給は、産地交流などで組合員の「農薬などを使わずに育てた果物が食べたい」という声に接するなかで、2001年に始まりました。現在では、同産地がパルシステムに出荷するコア・フードキウイフルーツは有機JAS認証を取得。『コア・フード有機キウイフルーツ』の中心産地となっています。
生態系を守り有機栽培を貫く
◆ジョイファーム小田原のキウイフルーツ栽培の特徴は
杉永 ひとつは農園の土壌に合わせたオリジナルの有機質肥料を与えていることです。化学肥料と違って効き目はゆるやかですが、土のなかで微生物が活発に働いて土の栄養分を豊富にし、樹がその栄養分をじっくりと吸収し、実は甘みを蓄えていきます。
もうひとつの特徴は雑草対策として「草生栽培」を取り入れていること。草生栽培とは、園地一面に草を茂らせることで雑草がはびこるのを防ごうとするもので、害虫を防ぐ役割も担っています。草が茂ると、多様な虫や生き物がそこをすみかとするようになります。すると、たとえ果汁を吸ってしまうカメムシのような害虫が発生しても、その天敵となる虫もやってきます。多様な生態系を守ることで、化学合成農薬に頼らなくてもよい栽培が実現します。
◆自然な環境を守る栽培ですね
杉永 ある農園には、神奈川県のレッドリスト(※)に載っているカヤネズミが現れることも。生産者は「手間ひまはかかっても有機に取り組んできて本当によかった」と言っていました。自然を生かした栽培は、植物でも動物でも多様ないのちを育みます。
※絶滅のおそれのある野生生物の種のリスト。
組合員との交流が栽培への原動力に
◆キウイフルーツは追熟(完熟させること)が必要な果物だそうですね
杉永 ジョイファーム小田原では11月の収穫期に一度に収穫し、すべてをいったん冷蔵庫で保管。そのあと、組合員のみなさんからの注文に応じて追熟庫に移動し、エチレンガスをかけて追熟させ出荷します。むずかしいのは出荷のタイミングを見極めること。同産地では、毎年全生産者が追熟の仕方や温度について話し合い、どの生産者が出荷したキウイフルーツでもおいしさを味わっていただけるように調整しています。
◆ジョイファーム小田原は、当組合の「オニオン祭」など、組合員との交流にも積極的に取り組んでいます
倉崎 生産者は食べる人とじかに知り合うことで、仕事をするなかでその笑顔を思い浮かべることができます。有機栽培は、人間にはコントロールできない自然を相手にするため努力や工夫が必要となります。組合員のみなさんとのきずなこそが取り組みを続ける原動力となっているといえるでしょう。
【コア・フードって、何?】
【おいしく食べる保存法】
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『コア・フード有機キウイフルーツ』400g・徳用650g
※本ページの内容は2020年2月時点の情報です。
商品の規格変更などにより、最新の商品情報とは異なる場合があります。あらかじめご了承ください。