鹿児島若鶏モモ唐揚(しょうゆ)
電子レンジ商品は加熱したときにベチャッとすると、とてもガッカリ。試作を繰り返し、軽い食感とジューシー感を両立させました。
『鹿児島若鶏モモ唐揚(しょうゆ)』について詳しく知ろう!
- 【今回お話をうかがった方】(2018年9月時点)
- 鹿児島くみあいチキンフーズ 落合 太さん
全農チキンフーズ株式会社 戸島 辰次さん
株式会社パル・ミート 伊藤 典さん
パルシステム連合会 商品開発本部 塚原 雅之職員
ひな鶏の飼育から加工製造まで一社で責任管理
◆本品は産直産地「鹿児島くみあいチキンフーズ株式会社」(鹿児島県)(以下、くみあいチキンフーズ)が製造する人気商品です
伊藤 本品の開発は、くみあいチキンフーズと鶏の飼育について共感し合える産地として出合ったことで始まりました。鶏はストレスに弱く病気にかかりやすい生きものです。その病気を予防する目的で、飼料に抗生物質を添加することが一般的でした。一方パルシステムの産直産地では、飼育全期間、飼料に抗生物質を添加せず、光と風の入る、より自然に近い鶏舎で、鶏のもっている生きる力そのものを大切にする飼育を行っています。
◆くみあいチキンフーズの特色は
塚原 ひな鶏の飼育から、食肉処理、 工場での加工品製造まで同社が一貫して行っていることです。製品パッケージに印字された「賞味期限」がわかれば、生産者がだれでどのような飼料で育てたかまでわかります。市場には数多くの加工済みの唐揚げがありますが、原料の履歴までたどれるのは、一社で責任をもって管理する同社の製品だからこそといえるでしょう。
電子レンジ加熱でサクッ、ふわっの揚げたてを再現
◆本品がめざした唐揚げとは
落合 健康に育てた鶏だからこそ、「鹿児島若鶏」の肉の弾力やうまみの濃さなどには自信がありました。そこでこの肉質を生かし、もっともオーソドックスなしょうゆ味をベースに、衣はサクッと、中の肉はジューシーな、これぞ唐揚げという王道の商品を開発しようと考えました。これに、にんにくやしょうがなど家庭で作る唐揚げのようなシンプルな香辛料を加え、飽きがこない商品をめざしました。
◆電子レンジ加熱で手軽に食べられるのも特徴です
落合 電子レンジ調理商品にとっていちばんの敵は、解凍加熱したときに出る鶏肉の水分が、衣の中に移ってベチャッとしてしまうこと。そのため開発には衣の水分を外に逃がす工夫が必要でした。
◆具体的にはどのような工夫ですか
落合 衣に卵を使うと肉全体を覆う膜となり、水分が外に出ることができないため、水っぽくなってしまいます。そこで本品の衣は小麦粉とでんぷんだけで卵は使用していません(※)。また外側にまぶす粉には、細かくかたいパン粉を入れたものを薄くつけ、水分で衣が重くならないようにしています。揚げたてのようなサクッとした食感とジューシーさは、衣の原料やつけ方を試行錯誤することで実現したのです。
(※)本品製造工場では、卵を含む製品を生産しています。
産地との連携から生まれたおいしさと安全性
◆本品の魅力とは
戸島 鶏肉そのものにうまみがあるからこそ、化学調味料に頼らなくても、シンプルな味つけでおいしく食べていただけます。産地の努力とノウハウ、パルシステムが連携してこそ生まれた商品だと知っていただければうれしいですね
◆おすすめポイントは
伊藤 唐揚げはおとなにも子どもにも人気のおかずです。なかでも本品は産直鹿児島若鶏のモモ肉を使用し、素材にもこだわった一品。電子レンジで手軽に調理できるので、メインのおかずやお弁当、おつまみなど、さまざまな用途で活躍します。
『鹿児島若鶏モモ唐揚(しょうゆ)』ができるまで
[加工工程]
-
step01
味付け→静置
カットしたモモ肉を味付け後、低温で静置して味をなじませる。
-
step02
衣をつける
小麦粉、でんぷんベースの衣をつけた後、目の細かいパン粉が入った衣をつける。
-
step03
フライ
手作業で肉に衣をつけ、形を整えてからフライヤーで揚げる。
-
step04
粗熱とり→急速凍結
常温でさましたあと、急速凍結してでき上がり。
パルシステム神奈川ゆめコープ おすすめ商品
指定農場の若鶏で作る、うまみたっぷりの唐揚げ
『鹿児島若鶏モモ唐揚(しょうゆ)』240g、徳用540g
こちらもおすすめ!
鹿児島若鶏のムネ肉で作ったしょうゆ味の唐揚げです。たっぷり使えるジャンボパック。
『鹿児島若鶏唐揚(ジャンボパック)』700g
※本ページの内容は2018年9月時点の情報です。
商品の規格変更などにより、最新の商品情報とは異なる場合があります。あらかじめご了承ください。