• 惣菜(冷蔵、冷凍、軽食)

産直米のクリーミードリア

「ごはんがおいしい!」と評判のドリア ホワイトソースとミートソースの相性も抜群

『産直米のクリーミードリア』について詳しく知ろう!

【今回お話をうかがった方】
株式会社ニチレイフーズ 渡邊稔也さん

近隣の新鮮なミルクと産直米で企画を開始

『産直米のクリーミードリア』を製造するニチレイフーズ白石工場 (以下、白石工場)があるのは、東京から東北新幹線で2時間ほどの宮城県白石市。西に雄大な蔵王連峰を望む豊かな自然に囲まれた場所です。その自然環境から酪農の盛んなこの地域。白石工場は、地元蔵王の酪農センターから毎日届く新鮮なミルクを使ったグラタンやドリアなどの商品づくりに定評のある工場です。

「ニチレイフーズの所有する工場の特徴は、冷凍チャーハンなど米飯類の製造にすぐれた技術力をもっていることです」。2007年発売のパルシステムの『直火炒めチャーハン(産直米)』も、その技術から生まれた商品のひとつ。 「ニチレイフーズでは『直火炒めチャーハン(産直米)』の前に、『産直米の焼きおにぎり』も開発していましたが、さらに産直米を生かした商品を作ろうと企画にあがったのが『産直米のクリーミードリア』でした」

近隣から手に入る新鮮なミルクと、お米の扱いに定評のある技術力、そしてパルシステムの産直米を利用した商品づくりと、『産直米のクリーミードリア』は、パルシステムと白石工場のコンビならではの商品として開発が始まりました。

産直産地の豚肉を利用したミートソース味のドリア

本品のバターライスには、パルシステムの産直米のうち「北海道きらら397」が使われています。  「せっかく産直米を使うので、まずはごはんそのものがおいしいドリアにしたいと。きららは水分量が少なめなので米に張りがあり、加工したりソースをかけてもごはんの粒が崩れないのが特徴なんです」

パルシステムとともに企画をすすめるうちにあがってきたのが、パルシステムのオリジナル商品という特性を生かすために、ほかにも産直原料を使いたいという声でした。

「ドリアにはホワイトソースだけをかけるタイプもありますが、その場合は具にエビなどを使うシーフードドリアを作ることになります。しかしそれでは、顔が見える産直産地の原料を使うという本品の企画主旨とは異なるものになってしまいます。そこでパルシステムの産直産地の豚ひき肉を使い、ミートソース味のドリアを作ろうということになったのです」

基本構成が決まると、いよいよ試作の開始。一つひとつのパーツの味や作り方を検討しながら、ひとつの料理として完成させる作業が始まりました。

ソースとごはんを合わせた一品料理としての味を模索

まず、クリーミーでなめらかなホワイトソースを作るためには、「ルウ作り」が基本となります。

 「ルウは小麦粉と油脂類を約60分かけてゆっくりと加熱します。気を遣うのは、家庭で手作りするときもそうですが、やはり時間と温度です。小麦粉を焦がすことなくなめらかなルウに仕上げるには、人の目による確認が欠かせません。工場にはこの作業を専門に行う職人がいるほどです」

ホワイトソースは、このルウにミルクや各種の調味料を加え、約50分かけて、ゆっくり伸ばしながら作られます。ルウはまた、ミートソースにとろみを付けるためにも利用されます。

「ミートソースもホワイトソースと同じく、じっくり時間をかけることが大切です。玉ねぎや人参は炒めれば炒めるほど甘みが出ますし、肉料理は煮込むほど味がなじむので、ミートソースも約50分かけて作っています」 しかし、それぞれのパーツがどんなにおいしくても、合わせたときにおいしく感じられなければ料理としては成立しません。

「パルシステムからはなかなかOKが出ませんでした。試作品に対して、味の評価や新たな要望が出るたびに、それを工場に戻し、担当者といっしょになって次の方策を考えました」

ふたつのソースのそれぞれの味、合わせる量などを変え、試作を繰り返すことおよそ1年。

「工場の担当者にとっては自信をもって送り出した試作品ですから、OKが出ないときは、正直ショックを受けたり落ち込むこともったようです。だからこそ、『ようやくおいしいというコメントがいただけたときは涙が出た』と言う担当者もいましたよ」 渡邊さんは、苦労の末に「これ!」という味が決まったときのエピソードをそう語ります。

手間をかけて作り出す安心とおいしさ

パルシステムの商品づくりの ルールにのっとり、化学調味料や余計な添加物を使わずに作られる『産直米のクリーミードリア』。

そういう意味で本品はスタートラインからハードルの高い商品だったと思います。たとえば、ミートソースにとろみを付けるため増粘剤が使われる商品もありますが、本品ではミートソースにルウを加えることでとろみを付けています。また玉ねぎや人参を時間をかけて炒めることで、化学調味料や添加物の助けを借りなくても自然のうまみや甘みを引き出すことができているのです」

その言葉どおり、『産直米のクリーミードリア』の特徴は、家庭で手作りしたような牛乳そのものの風味や、肉や野菜などの素材が生きたクセのない味わい。リピーターの多さが、本品の人気の理由が飽きのこないおいしさにあることを物語っています。ダブルのソースの上にシュレッドチーズがのっているので、見た目以上の満腹感があるのも支持の声のひとつです。「2食組みなので、食べるときの状況や食欲によって、調整がしやすいと思います」

手間ひまかけた本格派でありながら、手軽に利用できる本品。ランチや、子どもがちょっとおなかをすかせたときのために、冷凍室の常備品としてぜひご活用ください

 

『産直米のクリーミードリア』ができるまで

  1. step01

    ルウを作る

    直火釜で小麦粉と植物性油脂などを混ぜ合わせ、約60分加熱します

    でき上がったルウ。なめらかな仕上がりが大切!

  2. step02

    バターライスを作る

    「きらら397」の張りとつやを生かすため、米を約1時間かけて水に浸漬し、米の芯までしっかりと水を吸 わせます。炊飯後、バターで炒めた 玉ねぎを混合し調味してバターラ イスを作ります。

  3. step03

    ホワイトソースを作る

    1のルウに、牛乳などの乳製品や各種調味料を加え、加熱しながら伸ばします。

  4. step04

    ミートソースを作る

    玉ねぎ、人参、豚肉などを炒め、1のルウと各種調味料を加えて加熱混合します。

  5. step05

    充てん

    容器にバターライス→ホワイトソース→ミートソース→シュレッドチーズの順番で充てんします。

  6. step06

    凍結

    回転式フリーザーで、マイナス35度で70分かけて凍結します。

    森と水を守り、酪農を育むために

    ──(株)ニチレイフーズ白石工場のエコの取り組み

    私たちニチレイフーズでは、地域の生産者同士が気候風土に合った食物を作る地産地消を大切にしています。白石工場で使用しているミルクはすべて蔵王地域の酪農家が生産したもの。この豊かな自然環境の中で育まれる酪農をこれからも守るために、白石工場では毎年、周辺企業とともに蔵王の山の植林祭を実施しています。

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『産直米のクリーミードリア』 210g×2

※本ページは2012年11月公開し、2015年11月一部更新しました。
 商品の規格変更などにより、最新の商品情報とは異なる場合があります。あらかじめご了承ください。

※本ページは2012年11月公開し、2015年11月一部更新しました。
 商品の規格変更などにより、最新の商品情報とは異なる場合があります。あらかじめご了承ください。