産直りんごのアップルパイ
サクサクのパイ生地にはバターがたっぷり。温めるとさらに豊かな香りが……
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『産直りんごのアップルパイ』について詳しく知ろう!
- 【今回お話をうかがった方】(2019年10月時点)
- 日東コーン株式会社 小山 淳さん
パルシステム連合会 商品開発本部 和田 芳美職員
大切にしたのは産直りんごを生かすこと
◆組合員が開発に協力しました
和田 開発のスタート時に、実際に試食していただいた1,000名の組合員によるオンラインモニターを実施しました。その結果、「産直りんごならではのおいしさが感じられるアップルパイ」という意見が多く寄せられました。
扇型スライスからダイスカットに変更し「りんご感」をアップ
◆りんごの食感や食味を生かすためにどのような工夫をしましたか
小山 りんごは加熱すると、どうしてもサクッとした食感が失われてしまいます。それを防ぐために、カットしたあと脱気しシロップに漬けるプレザーブ加工を行っています。この方法だと空気が抜けたところに糖分が入っていくため、りんごのシャキシャキ感を残すことができるのです。苦労したのはりんごの甘みに、どうしたら深みを加えられるかでした。悩みを洋菓子の専門家に打ち明けると、カラメルを使う方法をアドバイスされました。カラメルの苦みが、りんごのやさしい甘みを引き立ててくれるというのです。そこで本品では、プレザーブ加工したりんごに、砂糖を煮詰めて自社製造したカラメルを加え、くせのあるシナモンはひかえめにし、おとなも満足感がもてるうえ、子どもでも食べやすいように仕上げました。
◆2018年にリニューアルされ、りんごのサイズが大きくなりました
小山 「もっとりんごそのものの素材感を味わいたい」という声をいただくことがあり、カットの方法を従来の扇型ス ライスから20ミリのゴロンとしたダイスカットに変更し、量も20%増量。りんごの存在感をより楽しんでいただけるようにしました。
◆りんごにはスポンジケーキをカットしたものが混ぜてあります
小山 アップルパイの魅力はバターをたっぷりと織り込んだ軽やかなパイ生地にもありますが、パイは水分を吸うとしんなりしてサクサクではなくなってしまいます。本品ではスポンジケーキを混ぜることでりんごの水分を吸わせ、パイに水分が移るのを防いでいます。りんごのしっとり感といっしょにパイのサクサク感が楽しめるのは、スポンジケーキのおかげでもあるのです。
細心の目配りからみんながおいしいアップルパイに
『産直りんごのアップルパイ』ができるまで
製品化の工程
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step01
原料準備
りんごプレザーブ、スポンジ、パイ生地など原料を準備する。
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step02
原料混合
りんごプレザーブ、スポンジ、シロップを混合してパイの台に詰め、天面をパイ生地で覆う。
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step03
焼成→冷却
アップルパイを焼成し、その後冷却。
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step04
アプリコットナパージュ(あんずジャム)塗布
天面に手作業でアプリコットナパージュを塗布する。
※アプリコットナパージュは非遺伝子組換え原料を使用しています。
組合員のここがおすすめ!
- りんごがゴロゴロ入っていて、甘すぎずパイ生地もサクサクでおいしかったです。
- とってもおいしかったです! ふだん甘いものを食べない夫も、おいしかったと言っていました。
- アップルパイのシナモンが苦手で遠ざけていましたが、これはくせがなく、とてもおいしいです。
- 冷凍から解凍する時間を調整し、少し冷たいままで食べたり、レンジで温めて食べたり。いつも頼んでしまう一品です。
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『産直りんごのアップルパイ』5号
※本ページの内容は2019年10月時点の情報です。
商品の規格変更などにより、最新の商品情報とは異なる場合があります。あらかじめご了承ください。