• 惣菜(冷蔵、冷凍、軽食)

焼きおにぎりバーガー(産直米・国産牛焼肉)

香ばしい焼きおにぎりで焼き肉をはさんだ子どもも大好きな甘辛味のライスバーガー

『焼きおにぎりバーガー(産直米・国産牛焼肉)』について詳しく知ろう!

【今回お話をうかがった方】
マルハニチロ株式会社 板垣秀典さん
パルシステム連合会 冷凍食品課 田端伸行職員

味にも食感にもこだわって2種類の産直米をブレンド

試行錯誤を重ねてたどりついた、2種類のお米

軽い昼食や、おなかをすかせた子どもに与えたい軽食。そんなときに手早く用意できる一品を、という声にこたえた『焼きおにぎりバーガー(産直米・国産牛焼肉)』。組合員のみなさんの人気を背景に、2006年にPB(※)として商品化し、それを機に、米や牛肉、焼き肉のたれなど の原材料の見直しが行われました。

本品の焼きおにぎりに使用しているのは、『秋田あきたこまち』と『めんこいな』の2種類の産直米。このふたつを選んだ理由について、パルシステム連合会商品部の田端主任は、「あきたこまちの特徴は、ごはんにしたときに粘り気のあるもちもちしたおいしさがあること。また、 きらら397は粒が大きくて水分量が少なく、チャーハンなどの加工用にも人気の高い米です。この両者のよいところを併せ持った、ごはんそのものがおいしい商品にしたいと考え、ブレンドして用いることにしました」と話します。

製造元のマルハニチロ(株)の板垣さんは、「いちばん大切にしたのは食味のよさですが、バーガー用のライスプレートにして食べたときに、崩れたりせず、まとまりやすいことも大切なポイントでした」と話します。確かに、手づかみで食べるこの商品にとって、食べやすさも重要なポイントです。

焼きおにぎりにするとお米の甘さを実感でき、ライスプレートにすると、適度な粘りがあるので中身の焼き肉をしっかりとはさむことができる。2種類の産直米は、こうして選ばれました。

※PB商品:独自開発商品

国産牛のバラ肉をこだわりのたれで味付け

一つひとつ手作業でライスプレートにはさみます

産直米とともに本品の特徴となっているのが、具の牛肉です。

 「本品の牛肉にはバラ肉を使っています。バラ肉は、赤身と脂身のバランスと身質のやわらかさが、焼き肉によく合うのです」(板垣さん)

このバラ肉には国産牛肉だけを使用し、約1ミリに薄くスライス。食感を損ねる原因になる肉の筋や、肉を骨からそぎ落とすときに混ざることのある骨肌などを、手作業でていねいに取り除いていきます。

きれいにした肉は、ボイルしたあと焼き肉のたれと混ぜ合わせますが、このたれにも、独自の工夫があります。

「パルシステムの商品は、たれひとつとっても化学調味料不使用が前提です。そのぶん、さまざまな原料の配合率を変えながら試食を繰り返し、全体の味をまとめていかなければなりません。本品のたれには、しょうゆ、砂糖、りんご果汁、みそ、にんにくなど10種類以上の原料を使用し、脂を含んだバラ肉自体のコクとからむことで、バランスのよい甘辛味が生まれるように工夫しています」(板垣さん)

この原料のなかで、縁の下の力持ちの役割を果たしているのが水あめです。

「本品の場合、焼き肉は焼きおにぎりにはさむわけですから汁けは禁物です。そのため、たれに粘度を加えることで水分を調節する必要があります。本品では水あめがその調節役となり、たれを肉にからめ、汁けを閉じ込める役割を果たしているのです」(板垣さん)

二度焼きで作る香ばしくふんわりした焼きおにぎり

年末から年明けにかけての、おとなも子どもも何かと忙しいこの季節。ぜひ冷凍室の常備品として、ご家族みなさんでご利用ください。

産直米で作ったライスプレートと牛肉を、さらにおいしく味わうためのひと手間が、「ライスプレートを二度焼きすること」と板垣さんは言います。

「丸い形に成型したライスプレートは、まずは白いごはんのまま“素焼き”します。次に、熱が加わって表面が固まったライスプレートに、焼きおにぎりのたれを吹き付け、二度目の“本焼き”を行うのです」(板垣さん)

ちなみに一般のライスプレートのなかには、素焼きせずに、たれを直接吹き付けて焼く一度焼きで作られるものもあります。しかし素焼きの工程を経ないと、たれがやわらかいごはんの表面からしみ込ん でしまうために、カリッとした香ばしさが生まれにくく、また厚めに成型しないと崩れやすくなってしまうといいます。

「それに対して、本品では二度焼きを行うために、ライスプレートは薄めに作っても大丈夫なんです。そしてこのライスプレートだからこそ、本品ならではの食感や味のバランスが生まれているわけです」(板垣さん)

二度焼きは製造工場にとっては手間も時間もかかりますが、そのぶんおいしさはアップ。組合員のみなさんからも「国産原料でできているから安心、しかもとてもおいしく、家族全員大好きです」「子どもが習い事に行く前によく食べるので、なかなか私の口には入りません」といった声が寄せられるなど、わが家の定番として受け入れていただいている様子が伝わってきます。

「本品は原料の吟味から製造まで、本当にていねいに正直に作っている商品です。組合員のみなさんは、そのことをわかってくださっているからこそ、繰り返し購入してくださるのではないでしょうか」(板垣さん)

ライスバーガーではなく、あえて“焼きおにぎり”を冠した本品。そのネーミングからは、まずはごはんのおいしさを味わってほしいという、作る人の思いが伝わってくるようです。

『焼きおにぎりバーガー(産直米・国産牛焼肉)』ができるまで

  1. step01

    浸漬→炊飯→米ほぐし

    ブレンドした米を約1時間浸漬してから、約30分炊飯します。蒸らしが終わったらごはんをほぐします。

  2. step02

    真空冷却→ライスプレート成型

    炊きたてのごはんを45℃〜55℃の温度になるまで約6分冷却し、1枚52〜63gの量に分けて、丸い形に打ち抜きます。

  3. step03

    焼成(1回目)

    ライスプレートを240℃〜260℃で約2分素焼きします。

  4. step04

    たれ付け→焼成(2回目)

    たれを吹き付けたライスプレートを、290℃〜310℃で約1分、本焼きをします。

    焼きおにぎりのたれも化学調味料不使用です!

  5. step05

    パティ・ライスプレートセッティング

    焼き上がったライスプレートに一つひとつ手作業で成型した味付け牛肉をはさみます。

  6. step06

    凍結→包装

    マイナス18℃以下のトンネルフリーザーで約25分かけて凍結し、包装してでき上がり。

    そのまま 温められる便利な個包装

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『焼きおにぎりバーガー(産直米・国産牛焼肉)』 2個240g

※本ページは2013年12月公開し、2015年11月一部更新しました。
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