国産大豆のみそ
まろやかな味わいは、みそ汁だけでなく、料理の味付けやドレッシングにもぴったり
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『国産大豆のみそ』について詳しく知ろう!
- 【今回お話をうかがった方】(2020年9月時点)
- ひかり味噌株式会社 中澤 郁光さん
めざしたのは毎日食べても飽きないみそ
◆国産大豆のよさとは
中澤 海外産に比べて大粒で、粒の大きさがそろっていることです。みそ造りでは、大豆はまず水に浸漬し、やわらかくしてから蒸し煮にします。大粒で粒がそろっていれば、それだけムラなく均一に水を含ませることができます。舌ざわりや風味のよいみそを造るのに、国産大豆はとても適しているのです。
◆めざしたものは
中澤 本品の役割は毎日利用していただくこと。一般市場には米こうじの甘さを強調したみそもありますが、本品は大豆と米の割合を1対1にし、うまみと甘みの双方がバランスよく感じられる味を大切にしています。そのかたよりのない調和が、毎日食べても飽きのこないみそとして支持していただいている理由だと思います。
発酵の自然な働きを大切にしたみそ造り
◆どのように仕込むのですか
中澤 本品は2段階に分けて発酵熟成させています。まずは大豆、米こうじ、塩を混合し、60トンの大型タンクで一次発酵させます。次に2トンの小型タンクに分けたうえで、二次発酵させます。このとき発酵熟成をすすめるのは、みそのなかで生きている微生物です。生きものの働きは季節や気候、タンクの設置場所によっても微妙に変わります。常に同じ味わいのみそに仕上げるためには、人による味、におい、色などの確認が欠かせません。一次発酵から二次発酵に移ってもよい状態か。二次発酵を終え製品化の準備に入ってもよいのか。すべて職人が長年の経験をふまえて判断しています。
◆アルコールは無添加ですね
中澤 アルコールの役割は発酵を止めること。発酵が続いているとパッケージが膨らんで破裂したり、家庭で温 度が高い環境で保存すると風味や香りが変わってしまう恐れがあります。そのため一般的には工程の最後にアルコールを加え発酵を止めます。しかし当社では、発酵食品本来の味わいのあるみそをお届けしたいと考え、アルコール無添加を貫いています。本品の内ぶたのバルブ(空気穴)は、さらなる発酵を抑制し、しかもみそが生き続けて、呼吸するのを助けているのです。
おいしい水と清涼な気候がうまいみそを造る
◆工場は長野県伊那市にあります
中澤 当社は中央アルプスの山麓に位置し、自然にろ過された豊富な地下水と清涼な気候に恵まれています。発酵 食品は同じ製法で造っても、水質や湿度の高い低いといった気候によってまったく別物になってしまうものです。当地には安定した品質の発酵食品を製造するのに最適な水と、冷涼な気候が備わっているといえます。
『国産大豆のみそ』ができるまで
◆大豆
● 粒をそろえるために選別し、水に浸し、やわらかくしてから蒸し煮する。
● 放冷後、細かくくだき、すりつぶす。
◆米
● 水に浸したあと、蒸し上げる。
● 蒸し上げた米に麹菌を付け、適切な温度や湿度に調整した専用の装置で、菌を繁殖させる
仕込み・製品化
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step01
原料を混合し、60トンの大型タンクで一次発酵させる。
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step02
2トンタンクに移し、二次発酵させる。発酵熟成は3カ月以上。
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step03
タンクごとの熟成具合を均一にするため、みそをブレンドし、充てん・包装する。
発酵は微生物のなせるわざ。 古来からの人の知恵が生きています
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『国産大豆のみそ』750g
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JAおとふけの産直大豆「ユキホマレ」のみを使用した『産直大豆のみそ』750gもおすすめです。隔週で企画しています。
※本ページの内容は2020年9月時点の情報です。
商品の規格変更などにより、最新の商品情報とは異なる場合があります。あらかじめご了承ください。