味付いなり揚げ(産直大豆使用)
油揚げが肉厚で弾力があるため、ごはんを詰めたときに破れにくいのも好評の理由です
『味付いなり揚げ(産直大豆使用)』について詳しく知ろう!
- 【今回お話をうかがった方】(2020年4月時点)
- 丸和食品株式会社 松本 英樹さん
同社 倉橋 伸也さん
パルシステム連合会 商品開発本部 杉本 薫職員
産直大豆が原料のパルシステムならではの商品
◆原料の産直化で苦労したことは
倉橋 まずは産直原料だけで本品の注文数分の大豆を確保できるかという問題がありました。気候や産地によって風味や成分が変化する大豆を、産直産地と連携し、いつでも同じ味、食感を実現できるように調整することが求められました。当社とパルシステム、産直産地が連携できる体制を3年がかりでつくり上げ、より安心して食べていただける商品としてリニューアルしました。
おいしさも使いやすさも油揚げこそ命
◆リニューアルのポイントは
松本 「今までの味を変えない」ことを前提に開発が始まりました。大豆のたんぱく質量や水分量などは、産地の気候風土、品種、収穫時期などによって変わってくるものです。しかし、商品としてお届けするためには、油揚げの生地のやわらかさやコクは常に均一でなければなりません。そこで、大豆の産地が切り替わるときには、経験のある職人がにがりを投入する際の温度やタイミングを見きわめ、微調整を行っています。こうすることで、どの産地の大豆を使っても、いつも同じ味わいの油揚げの生地を作ることができるのです。
◆油揚げが肉厚で弾力があります
松本 揚げ方には当社独自の工夫があります。揚げ油に使用しているのは「圧搾一番しぼり菜種油(非遺伝子組換え)」です。この油は純度が高いために揚げ上がりが軽く、油ぎれがよいという利点があります。まずは低い温度でゆっくり加熱し、少しずつ水分を抜いていくことで内側をしっとりさせます。さらに時間をかけて高温で加熱すると、内側の生地はしっとりと、外側は弾力のあるからっとした仕上がりにすることができます。質のよい揚げ油と手間ひまかけた揚げ方から、本品ならではの油揚げが完成しているのです。
おいしさに妥協せず忙しい毎日を手軽さで助けたい
◆味については
倉橋 だしや調味料の種類、配合量などはいっさい変更せず、ほんのりやさしい甘さを守っています。調味料は砂糖、しょうゆ、米発酵調味料、塩のみですが、それができるのも、製造のつど自社でかつお節、昆布、さば節からだしをとり、調味液のうまみを充分に引き出しているからこそ。家庭でじっくりと煮含めたような、自然な味と風味が味わえるいなり揚げです。
◆おすすめの食べ方は
杉本 家族のお出かけや子どもの遠足などでいなりずしを作ろうとすると、すし飯やいなり揚げの準備に時間や手間がかかりハードルが高いのが現実です。そんなときこの商品があれば、簡単にいなりずしを作っていただけます。詰めるごはんも白いごはんで大丈夫。たっぷりと大きく肉厚でジューシーな揚げなので、すし飯でなくても存在感があるごちそうになってくれますよ。
『味付いなり揚げ(産直大豆使用)』ができるまで
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step01
大豆煮沸→分離→にがり投入
にがりを投入するタイミングは、産地やその日の天候などによって職人が微調整する。
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step02
熟成→型に盛り込み→脱水
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step03
裁断→フライヤー→冷却
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step04
味付け→袋詰め
だしづくりから揚げの工程まで、すべて丸和食品で一貫製造しています。豆腐生地は、大豆とにがりのみで作っています
メーカーさんおすすめの食べ方
- きつねうどん/味のしみた大きな油揚げをのせるのが、関西のきつねうどん。サイズが大きめなので、迫力あるきつねうどんが手軽に完成しますよ。
- 炊き込みごはん/きざんで、煮汁ごと炊き込みごはんの具に使っています。ほんのりとした甘さなので、ほかの具のじゃまをしません。
- 煮物/生卵を詰めて口を閉じ、煮物に加えてもおいしいです。
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『味付いなり揚げ(産直大豆使用)』10枚
※本ページの内容は2020年4月時点の情報です。
商品の規格変更などにより、最新の商品情報とは異なる場合があります。あらかじめご了承ください。