やさしいうるおい日焼け止めクリーム
香料、アルコール、パラベンなどは不使用 組合員の声を生かしたパルシステムの「日焼け止め」
『やさしいうるおい日焼け止めクリーム』について詳しく知ろう!
- 【今回お話をうかがった方】(2014年7月時点)
- 松山油脂株式会社 仲野さや香さん
同 野村みづ希さん
パルシステム連合会 生活用品2課 和田芳美職員
肌負担をおさえたPBの化粧品シリーズ
パルシステムでは「精査した素材を用いる」「添加物の使用は最小限にする」など独自のルールを設け、組合員のみなさんの声を生かしたオリジナル商品の開発に取り組んでいます。食品についてはもちろんのこと、「環境への負荷が少ない洗剤を」という声にこたえた石けんや、「肌の負担になる成分不使用の製品がほしい」という声が寄せられる化粧品もそのひとつ。「やさしいうるおい」はそんな取り組みから生まれた基礎化粧品のシリーズです。
製造元は松山油脂(株)。「me・gu・ru[めぐる]」のシャンプーやリンス、「ハーバル」シリーズの製造でも定評のある、石けんや化粧品のメーカーです。
同社で営業を担当する仲野さんは「やさしいうるおい」の誕生の経緯について、「安全安心にこだわりをもつパルシステムの組合員のみなさんにも満足していただけることを目標に、2002年にパラベンや香料などを用いない“やっぱり!素肌”を開発しました。その後、シリーズ名や成分を大きく見直し、2012年に新登場したのが本シリーズです」と話します。「やさしいうるおい」には、近年、市場でも人気のヒアルロン酸やコラーゲンなどの保湿成分を配合。肌に負担が少ないだけでなく、最近の傾向も取り入れた、パルシステムを代表する化粧品シリーズとして生まれ変わりました。
※PB商品…独自開発商品
シンプルな処方をめざして成分を一つひとつ吟味
化粧品は、毎日使っていても変質せず、品質が安定していることが求められます。そのため品質を保持するために、防腐剤など多くの成分を組み合わせて作られています。しかし、肌の質は人によってさまざま。また同じ人でも、季節や天候、年齢などが変化することで、肌質そのものが変わり、それまで感じなかった刺激に反応することがあります。防腐力を保ち品質を安定させることと、かゆみや炎症などの肌負担がないことの両立は、化粧品にとって永遠の課題でもあるのです。
「やさしいうるおい」は、このような不安をやわらげるために、極力シンプルな成分で開発されています。パルシステム商品開発本部の和田主任は、「化粧品は水を主体に、各種の栄養成分を加えたものなので、食品と同じく劣化や腐敗が起こりやすく、また使用中に手で触れれば雑菌が混入するかもしれません。それを避けるためには、どうしても必要最低限の防腐・抗菌剤を使用することになります」と話します。この防腐剤に、「やさしいうるおい」ではパラベンは使用せず、防腐力と保湿力をあわせもった成分を使っています。
「防腐剤以外の成分でも、人によっては刺激になることがありますし、使用中には問題がなくても、年月を経てかゆみや炎症が出る場合もあります。そのため、“やさしいうるおい”は極力懸念のある成分を使わずシンプルな処方にしているのです」(和田職員)
肌負担を視野に入れながら必要最低限の防腐剤を選び、半年ほどの試行錯誤を経て完成した「やさしいうるおい」は、組合員のみなさんの信頼感にこたえた仕上がりとなっています。
効果と使用感のよさを両立させた「日焼け止め」
松山油脂で研究開発を行う野村さんは、「やさしいうるおい」シリーズのひとつ「日焼け止めクリーム」について、「日焼け止めは紫外線から肌を守るという明らかな効果とともに、使い心地のよさも求められます。とくに本品は化粧下地にも使っていただくために、なめらかなのびや、のばしたときに白い跡が残りにくいことなど、使用感のよさを大切に考えました」と話します。
一般的に、日焼け止めには紫外線吸収剤か紫外線散乱剤が使われます。吸収剤は文字通り日焼け止めそのものが紫外線を吸収し、紫外線が肌に直接触れないようにするものです。市販品で見かけるウォータータイプには吸収剤が使われていることが多く、なめらかな使い心地が特徴です。ところが吸収剤はある程度紫外線を吸収しその役割を終えると、肌への負担となって残るのだといいます。
一方、散乱剤は肌をコーティングして紫外線を跳ね返すもの。原料の酸化チタンは食品の着色料としても使われるもので、吸収剤と比較して肌負担も少なくなっています。しかし、酸化チタンは白い粉のために、肌にのばしたときに白く残りやすいという点も。そのため、「やっぱり!素肌」から「やさしいうるおい」へのリニューアルでは白残りしにくい種類の酸化チタンに原料を見直し、使用感をアップさせました。
「パルシステムの商品は肌負担の少ないことが前提なので、本品には吸収剤ではなく散乱剤を使っています。そのうえで保湿成分としては植物由来のカミツレ花エキスやスクワランを配合しました。また実際の使用感を確認するために、組合員のモニターのみなさんに試していただき、処方開発しました」(野村さん)
そのバランスの上で、日常生活での紫外線までカバーするSPF 22、PA++を実現。石けんで落とせる成分だけで作られているので、顔だけでなく胸元や首周りなどにも使っていただけます(日焼け止めクリームの上にメークしている場合は、クレンジングが必要になります)。何よりも、肌への安全安心を求める組合員のみなさんの声を生かして生まれた本品。この夏、ぜひ一度ためしてみませんか。
『やさしいうるおい』シリーズ4つのポイント
『やさしいうるおい日焼け止めクリーム』シリーズ4つのポイント
SPF22、PA++で軽い運動までカバー。なめらか にのびるクリームタイプ。さらっとした使用感 で、日常使いにぴったり!
1.紫外線吸収剤不使用
2.パラベン不使用
3.保湿成分にスクワランを配合
4.化粧下地にもOK
※本ページの内容は2014年7月時点の情報です。
商品の規格変更などにより、最新の商品情報とは異なる場合があります。あらかじめご了承ください。
※本ページの内容は2014年7月時点の情報です。
商品の規格変更などにより、最新の商品情報とは異なる場合があります。あらかじめご了承ください。