「キャロっとさん」 にんじんくだものジュース(AB)
原料の人参は100%産直の北海道産。自然な甘みが特徴です
『「キャロっとさん」 にんじんくだものジュース(AB)』について詳しく知ろう!
- 【今回お話をうかがった方】(2021年3月時点)
- カゴメ株式会社 東京支社 藤原 誠さん
子どもが人参を好きになるジュースをめざして
◆本品は2009年7月の登場以来、長い間組合員に愛されているジュースです
藤原 人参と果物のジュース『ミックスキャロット』に代わって登場した本品は、果汁によって人参の味を目立たないようにするのではなく、人参そのもののおいしさを実感できるジュースを目標に開発され、登場以来支持され続けています。
◆味わいを決める工夫は
藤原 人参をおいしく飲んでもらうためにはどんな果物との相性がいいか、人参と果物をいかにバランスよく配合するか試行錯誤しました。サンプルを何パターンも作って、何回も何回もやり直し、組合員のみなさんにもアンケートで意見を聞き、最終的には人参45%、果物55%の割合になりました。
◆組合員の声では、お子さんにもとても好評です。その秘けつは
藤原 人参を搾汁しているJAふらのでは、人参のくさみを抑えながら本来の甘みを引き立てるため、人参のヘタや上部を手間をかけてカットし、高圧蒸気とピーラーを使った完全な皮むき工程も取り入れています。この工程と果物とのよりよいバランスのおかげで、砂糖や香料を加えなくてもすっきりと飲みやすい味にすることができました。人参が苦手なお子さんにもゴクゴク飲んでもらい、人参を好きになってほしいという思いが伝わったのではないでしょうか。
原料の人参は11年かけて100%産直に
◆原料の人参は徐々に産直の割合を高めてきました
藤原 発売当初は、産直人参の割合は全体の20%でした。残りは、カゴメ保有の人参果汁をミックスさせるところからスタート。そのころより北海道の産直産地JAおとふけの人参を使用し、段階的に割合を増やしていきました。ところが、多くの組合員に利用していただいている人気商品のため、産直人参の割合が70%になった段階で供給量が追いつかない状況に。それでも産直にこだわり、同じ北海道の産直産地JAふらのの協力を得て、2020年には、産直100%が実現しました。
◆産直人参へのこだわりは
藤原 北海道は国内で人参の生産量トップの産地で、その栽培については定評があります。本品に使っているのは大きさが規格外だったり、多少傷があるため青果として出荷できないものなので、ジュースの原料にすることで人参を無駄にしないで活用できます。もともと青果として作っている産直産地の人参ですのでおいしさには自信があり、栽培方法も信頼できて安心です。人参本来の味が感じられる品質については、自信をもってお届けしています。
◆果汁原料の調達は
藤原 りんご、みかん(いずれも国産)、バナナ、レモンのいずれもカゴメで調達しています。カゴメでは野菜やフルーツのジュースを数多く作っているなかで、栽培管理や農薬使用など弊社の調達基準をクリアしたものだけを使っています。
ストローの素材をプラスチックから紙に変更
◆昨年11月から200mlのストローが紙に変わりました
藤原 世界的に使い捨てのプラスチックストローから紙ストローへの転換が加速し、パルシステムでもプラスチック削減プロジェクトが始まりました。そのなかで利用の多い「キャロっとさん」でもストローの変更を検討することになりました。製造技術もすすんできたので、ストローメーカーの協力もいただき、それまでのストローと同じ2段式にしたり、飲み口の部分をツルツルした感触にするなど、工夫し、今までとの差異を感じさせないようにしています。
◆これからも長く組合員に愛される存在になりそうですね
藤原 朝食に添えたり、お子さんのおやつ代わりなど、幅広い層に気軽に飲んでもらい、いっそう人参を好きになっていただきたいと思います。
『「キャロっとさん」 にんじんくだものジュース(AB)』ができるまで
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step01
原材料の入荷→保管→計量→ろ過
人参、りんご、みかん、レモンの果汁はマイナス18℃で保管し解凍後に計量。バナナピューレは10℃以下で保管し、計量へと進む。
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step02
調合→ろ過
人参などの果汁とバナナピューレを調合します。
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step03
殺菌→充てん
加熱殺菌のあと冷却して充てんします。
「キャロっとさん」でアレンジレシピ
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『「キャロっとさん」 にんじんくだものジュース(AB)』200ml×12
※本ページの内容は2021年3月時点の情報です。
商品の規格変更などにより、最新の商品情報とは異なる場合があります。あらかじめご了承ください。