当組合の地域見守り活動について神奈川県から感謝状が贈呈されました
1月15日、神奈川県庁本庁舎(横浜市中区)にて、当組合の地域見守り活動に対して黒岩祐治県知事から感謝状が贈呈されました。式には、湘南センター、横浜北センター、横須賀センターのセンター長が出席しました。
地域見守り活動に対する感謝状をいただきました
当組合では、神奈川県と2013年3月に「地域見守り活動に関する協定」を締結し、行政や警察、消防と連携して神奈川県内の地域見守り活動に取り組んでいます。
今回の表彰は、県と協定を締結している66事業所が2023年9月から2024年8月までの間に県に報告された267件の通報事例のうち、人命救助につながった23件の通報をした15事業所・販売店と、協定締結から継続的に地域見守り活動をしている22事業所(3年以上を経過している2事業所および10年以上を経過している20事業所)が感謝状贈呈の対象となりました。
黒岩県知事から、「地域のひとりひとりにつながっているみなさんが、直接足を運んで見守っていることが何より大事なことです。『ともに生きる』社会を理念とする県内で昨年、23人の命を救ったみなさんの献身的な努力に感謝します。」との言葉をいただきました。
感謝状を贈呈された事業者のみなさん
黒岩県知事から人命救助につながった活動に対する感謝状が贈られました
左から髙橋センター長(横浜北C)、高橋センター長(湘南C)、鈴木センター長(横須賀C)
地域見守り活動として人命救助につながった事例①
・2023年10月、体調不良を訴える利用者に救急車出動要請を呼びかけるも不要とのことでした。翌週は配送商品がなかったものの様子を見るため、訪問しましたが呼び鈴にも電話にも出ないため、該当区の福祉保健課と連絡を取りました。その後施錠された玄関を警察立ち合いで開けると、利用者が室内で倒れており、緊急搬送により一命をとりとめることができました。
横浜北センター 安藤さん
地域見守り活動として人命救助につながった事例②
・2023年11月、いつも相対する利用者が玄関先に現れないため外から声をかけると、体調不良で起き上がれないとの返答がありました。本人の了承を得て救急車を呼び、到着まで付き添い無事医療機関につなげました。
横須賀センター 佐々木さん
地域見守り活動として人命救助につながった事例③
・2024年5月、商品配送時に滑って頭部を強打した利用者に対し、出血の状況などから職員とセンターで相談して家族の帰宅を待たず速やかに消防に通報し、救急搬送につなげました。
湘南センター 神座さん
当組合は引き続き、週1回商品お届け時の異変に気がつきやすい業務の利点を生かし、市町村や警察・消防署と速やかに連携して、組合員をはじめ地域方が誰一人取り残されることのないように、誰もが安心して暮らせる地域づくりに取り組んでいきます。
地域見守り活動
孤立死・孤独死を未然に防止するため、業務で個人宅を訪問した際に、異変を感じ生命の危険が予見された場合は、個人情報保護に配慮したうえで、市町村や警察署・消防署に通報する取り組み。