「暴力と虐待から子どもを守る」カンボジア指定募金に5年間ご協力いただきありがとうございました
2019年から、神奈川県ユニセフ協会のカンボジア指定募金への協力を組合員に呼びかけ、この5年間で6,930,132円の募金が寄せられました。
パルシステム神奈川では、神奈川県ユニセフ協会と協力して、2019年度から2023年度の5年間、カンボジア指定募金の取り組みを行ってまいりました。最終年度である今年度は総額900,459円の募金が寄せられ、5年間の募金総額は6,930,132円となりました。みなさまのご理解とご協力にお礼を申し上げます。
2013年カンボジア政府による国政調査によると、カンボジアの子どもたちの半数以上が物理的な暴力を経験しており、25%の子どもたちが心的虐待を受け、男女問わず20人に1人が性的な虐待を受けていました。
暴力の原因は、1970年代の戦争や内戦の影響、貧困、社会経済的な不平等、暴力によるしつけが社会的規範になっていることがあげられます。みなさまから寄せられた募金は神奈川県ユニセフ協会を通じて、教師への「ポジティブ生徒指導法」の研修と、親と保護者へ「ポジティブ子育て法」の研修という、2つのプロジェクト活動(どちらも暴力を使わない教育・しつけを行う研修プログラム)に使われました。
教員に対して「ポジティブ生徒指導法」を実施することにより、50,000人の生徒たちにとって安心して学べる学習環境づくりに貢献しました。また親や保護者に対して「ポジティブ子育て法」の研修を行うことで6,500人の子どもが家庭で安心して過ごし、成長することができるようになりました。
物差しを持つ教師
「ポジティブ生徒指導法」による授業の様子
「ポジティブ子育て法」の研修
パルシステム神奈川の指定募金は終了しましたが、ユニセフ協会はカンボジアに対して今後もこの取り組みを広げるため、政府への提言やNPOと連携して「子どもの保護」活動を続けていきます。
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