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「第2回パルシステム神奈川セーフティードライビングコンテスト」を開催しました

11月9日、綾瀬市内の自動車教習所コースにて、「第2回セーフティードライビングコンテスト」を開催しました。パルシステム神奈川で稼働する車両は約665台、毎日のように神奈川県内を走行しています。すべての車両の運転手は、パルシステム神奈川の「安全運転ハンドブック」にそって運転しています。今回、「戦おう!学ぼう!楽しもう!SDC!!(Safety Driving Contest)」をスローガンに、安全運転の知識や技術を競うコンテストを実施。昨年第1回優勝者より、「パルシステム神奈川のプライドをもってがんばりましょう」と選手宣誓があり、コンテストははじまりました。

「技能」「知識」「意識」が安全運転の基本

セーフティードライビングコンテストは、パルシステム神奈川の13カ所の配送センターから選ばれた34名が学科テストと実技審査(トラック・軽自動車)を受け、その合計点で順位をつけます。

学科テストは、道路交通法や安全運転ハンドブックより50問出題されます。ふだん何気なく運転していますが、標識、停車や駐車などあいまいになっている基本ルールを改めて見直します。

実技試験は、指定のコース順路を走行する「基本走行」と、狭路・タコつぼを走行する「技能走行」があります。
前者「基本走行」は、「基本動作が正しく履行できているか、危険が起きないための安全運転がきちんとされているか」が採点項目となります。車両の鍵を渡されたところから始まり、「乗車前にキーチェーンをズボンに装着する」「エンジン始動前にシートベルトを締める」など基本動作のひとつひとつを助手席に座った試験官が厳しく審査します。

後者の「技能走行」では、運転技術向上を目的として実施。「タコつぼ」とは、出入り口が1カ所で、狭く囲まれた正方形のエリアの中で車両を回転して脱出させる車両感覚を鍛える訓練のひとつです。できるだけ早く、かつポールに接触しないよう、安全のための運転技能が求められます。これには出場者も四苦八苦しながら、車両を切り返しする姿がみられました。

パルシステム神奈川の「安全運転」は、「安全運転の根拠を示すこと」と考えています。その根拠となるのが「安全運転基本動作」です。セーフティードライビングコンテストの趣旨は、「安全運転基本動作」が正しく理解され、日常的に実践できているかを検証する場としています。

協力会社といっしょに運営

コンテストには当組合のほか、配達の協力会社3社((株)ロジカル、(株)流通サービス、(株)パルライン)が参加しています。統一版の安全運転ハンドブックを作成し、このハンドブックに記された「基本動作」の浸透と定着が課題となっています。共に競争することで互いの良いところを知り、尊重し、また欠点などを共有することで、日々の業務品質の向上につなげています。
会場には出場者の仲間や家族が応援に駆けつけました。出場者の気持ちをやわらげ、声援が活力となったようでした。

緊張する学科テスト

鍵を渡すところから審査開始

商品をお届けする想定場面も

タコつぼの技能

後退には注意を払います

仲間を熱く応援する姿も

パルクオリティ配送品質コンテストを同日実施

配送品質を高める企画として、採点集計時間にパルクオリティ配送品質コンテストを実施しました。組合員へのお届時の対応を想定したロールプレイングに4名が出場しました。ふだん、配送の様子を見る機会はなかなかありません。どのようにお届けして、組合員とどのような会話をして対応するのか、会場のみんなが注目しました。出場者4名のロールプレイングの様子は、各配送センターで共有し、だれもが組合員の気持ちによりそって対応できるよう、組合員満足度につなげていきます。

返却方法などの知識も必要

笑顔での接遇も大切

表彰式

学科テストと実技の合点の結果、「個人の部」と「団体の部」から各上位3位と、「最優秀センター」が表彰されました。結果発表では、受賞者から歓喜の声があがりました。安全運転を浸透させるためにこれからもがんばっていきたいとの思いが述べられました。

交通事故を防ぐには

2023年度に多かった「後退事故」は一旦減少しましたが、今年上半期に再び増え、事故全体の40%以上を占めています。ふだん運転に乗りなれていないペーパードライバー、いわゆる「若者の車離れ」が主な原因と考えています。このため、運転業務1年未満の職員は、配送センター内で構内教習を定期的に行い、基本動作をしっかり身につけるようにしています。

地域のお手本となるドライバーをめざして

パルシステム神奈川で稼働する車両(配送トラックと軽自動車)1台1台が、「安全運転の模範車両」になることをめざしています。「安全運転社会」の実現を果たすためにも、私たちは地域の見本となることが求められています。これが「安全運転」を推進する目的です。

出場者全員で集合写真