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「暴力と虐待から子どもを守る」カンボジア指定募金(ユニセフ指定募金)にご協力ありがとうございました

昨年度に引き続き、神奈川県ユニセフ協会のカンボジア指定募金への協力を組合員に呼びかけ、111万8,372円の募金が寄せられました。

パルシステム神奈川では、神奈川県ユニセフ協会が取り組む、国や地域・使途を限定した指定募金に協力し、第4次指定募金として2019年度から2023年度の5年間は、カンボジア指定募金の呼びかけを行っています。4年目の取り組みとなった2022年度の募金の呼びかけに、組合員より111万8,372円の募金が寄せられました。みなさまのご理解とご協力、誠にありがとうございました。

カンボジアは、かつての内戦で当時の人口の1/3が命を落とすなどの混乱が続き、多くの人々が暴力によるトラウマを受けたことで、暴力的な子育てに頼ってしまう傾向にあります。みなさまから寄せられた募金は神奈川県ユニセフ協会を通じて、教師への「ポジティブ生徒指導法」(カンボジアの学校や教師が、子どもの気持ちに寄り添い、暴力を使わず論理的に教え導く方法や効率的にクラスを運営し、教師と生徒の良好な関係づくりを目的)の研修と、親と保護者へ「ポジティブ子育て法」(家庭内の子どもへの厳しいしつけや暴力を減らし、子どもと保護者が安全で安定した関係を築く)の研修という、2つのプロジェクト活動に使われます。

カンボジアの子どもたちは2人に1人が物理的な暴力を身近な大人から受けています。

新型コロナウイルス感染症の流行によって、教師向けのポジティブ生徒指導法の研修実施が遅れていましたが、2021年までに感染が落ち着いた期間で600人の小学校教員に研修を行い、2万人の子どもたちがその恩恵を受けることができました。また、保護者向けのポジティブ子育て法の研修では、多くの保護者が参加をして、2021年までに2,496人が研修に参加して4,784人の子どもたちがその恩恵を受けました。2022年度分としてお預かりした募金は2023年度の取り組みで活用されます。

ポジティブ子育て法の研修に参加したファン・チャンニーさんは、子どもたちにポジティブな子育てのポスターを見せて説明していました

カンボジア指定募金の取り組み最後の2023年度も神奈川県ユニセフ協会と協力し「暴力と虐待から子どもを守る」カンボジア指定募金を呼びかけます。引き続きご協力いただきますようよろしくお願いいたします。

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