パルシステム神奈川と横須賀市 「防犯協定」「地域の見守り活動に関する協定」 調印式を行いました
3月17日、横須賀市役所にて生活協同組合パルシステム神奈川と横須賀市にて「防犯協定」および「地域の見守り活動に関する協定」の調印式を行いました。横須賀市長上地克明氏と当組合理事長藤田順子が協定書を取り交わしたのち、市内谷戸地域の買い物不便解消のため、当組合が新たに開始した谷戸地域配達を動画で紹介しました。
ともに地域を支えるパートナーとして
式典のあいさつで上地市長から、「市内では高齢者が増えており、車の入れない谷戸地域では買い物不便の課題を抱えているなか、パルシステム神奈川との見守り協定や谷戸地域の配達はたいへんに心強い」との言葉をいただきました。また当組合について「ともに横須賀のくらしを支えるパートナーであり、誰もひとりにさせないまちづくりの実現をめざしましょう」と期待が寄せられました。
それに対し、当組合の藤田理事長は「生協は組合員の願いや思いをかなえる組織ですが、組合員のみならず、地域のくらしを支えるのはSDGsの達成にもつながります」とこたえました。
横須賀市と当組合と協定書を締結しました
動画で紹介 谷戸地域での配達
市長と理事長のあいさつに続き、当組合による谷戸地域での配達をまとめた動画を上映。動画では出発前に横須賀センター職員が準備体操や朝の申し送り、軽トラックへの商品を積み込みの様子など配達準備から説明、続いて徒歩での配達の様子を紹介しました。背負子を使って急こう配の階段や狭い路地の奥のお宅に商品をお届けする様子には驚きの声が上がり、終了後、上地市長や市役所職員からも大きな拍手をいただきました。
動画で谷戸地区配達を紹介
市長から大きな拍手をいただきました
配達に使う背負子
調印式に参加のメディアからも市と当組合に協定締結の意図や他地域での事例、ステーションパルの取り組みなど多くの質問が寄せられました。
当組合は引き続き神奈川県内の市町村や社会福祉協議会、自治会などと連携し地域見守りや防犯、健康づくりなど、くらしと福祉にかかわる活動を推進してまいります。
横須賀市では、子どもや高齢者への危険を発見した場合に警察に通報する「よこすか安全・安心ステーションに関する協定」、不審者を通報する「よこすか安全・安心パトロールに関する協定」を「防犯協定」と総称しています。また住民宅で異変やその兆候があった場合、市への通報や、より緊急を要する場合に警察や消防へ通報する「地域の見守り活動に関する協定」を設けています。