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ヒバクシャ国際署名の「まとめ会」開催のご報告

2016年4月 原爆被爆者の「核兵器を禁止し、廃絶する条約を結ぶことをすべての国に求めます」「二度と核兵器を使わせてはならない」との呼びかけに賛同し、神奈川県内の生協は神奈川県原爆被災者の会とともに4年間「ヒバクシャ国際署名」を広める取り組みを中心とした活動を行ってきました。
10月22日、ワークピア横浜にて、みなさまから寄せられた「ヒバクシャ国際署名」464,077筆(生協推進委員会分)の目録を神奈川県原爆被災者の会へお渡しする「まとめ会」が行われました。

ヒバクシャ国際署名の「まとめ会」

「まとめ会」のはじめに、生協推進委員会の當具委員長から神奈川県原爆被災者の会の丸山会長へ「ヒバクシャ国際署名」464,077筆の目録が手渡されました。

署名目録のお渡し後、神奈川県被災者の会の丸山会長より、署名活動への協力に対する御礼と感謝の言葉が述べられました。さらに、会のメンバーは、徐々に年代的に行動の制限がかかってくるので、若い人たちへの平和活動の継承を切に願っていること、これからもみなさんの協力を得ることで、さらに行動をすすめていきたいと挨拶されました。

當具委員長(右)から丸山会長(左)へ「ヒバクシャ国際署名」目録が手渡されました

神奈川県原爆被災者の会の丸山会長挨拶の様子

次に、全国の署名を取りまとめている、「ヒバクシャ国際署名」キャンペーンリーダーの林田光弘氏からのビデオメッセージが流されました。署名は筆数だけでなく、署名1筆ごとに核兵器廃絶に対する会話がなされ、そこからも世論を広めることができたと、署名活動に対する御礼と感謝の言葉がありました。これからも核兵器廃絶の想いを引き継ぐ人間として、何ができるかみなさんといっしょに考えていきたいと述べられました。

その後、神奈川県内の生協を代表して、当組合とユーコープよりヒバクシャ国際署名の取り組みの報告がなされました。

林田光弘氏のビデオメッセージ

ユーコープからの報告の様子

藤田理事長の閉会挨拶の様子

最後に当組合の藤田理事長より、署名の終わりは核兵器廃絶の始まりとして、引き続き活動を続けていく。議員に一人ひとりに訴えること、世論に訴えることで、核兵器廃絶を実現することができる。平和をつなげていく循環を、県内の団体と協力してすすめていきますと閉会の挨拶がされました

核兵器禁止条約の批准国が50カ国に達し、核兵器禁止条約の「発効」が確定しました

2017年7月7日に国連で122か国の賛成で採択された核兵器禁止条約。2020年10月24日に条約発効に必要な批准50か国に到達し、2021年1月22日に条約の発効が確定しました。核兵器の使用や、保有についても違法化とされる初めて国際条約となり、「核のない平和な世界」に向けての一歩を踏み出しました。まずは、核兵器禁止条約の批准到達を、被爆者のみなさまと喜びたいと思います。

この条約には、批准していない核保有国や核保有同盟国に効力は及ばないため、批准国をいかに増やしていくかが課題であり、唯一の戦争被爆国である日本政府の条約締結を強く望みます。すべての国の批准をめざし、当組合ではこれからも神奈川県原爆被災者の会のみなさまとともに、平和で核兵器のない世界を求める取り組みを広げていきます。