生活協同組合パルシステム神奈川ゆめコープ設立20周年(創立45周年)を迎えて
2020年4月、生活協同組合パルシステム神奈川ゆめコープは前身の生協「けんぽく生協」「生協ゆい」の合併から20周年を迎えました。
信頼ある事業活動を通じて地域から必要とされる生協をめざし、組合員は33万人となりました。組合の発展にご尽力をいただきましたみなさま、組合を支えてこられた組合員のみなさまに敬意と感謝の意を表します。
昨年度末には新しく藤沢の地に「湘南センター」が開所し、供給の一翼を担う期待を寄せています。
これまでの生協の事業・活動のあゆみを振り返り、また、新たな10年に向けて新たに舵を切っていくところでしたが、新型コロナウイルスの世界的な大流行に見舞われ、新年度の活動は大きな制限のなかでスタートすることとなりました。事業においては宅配というシステムが、制限のある日々の生活のなかで大きく頼られているという状況になっています。
昨年連続して起こった大型台風など、気候変動から気候危機へと地球の環境は私たちの想像の及ばないところまできています。
2015年に国連で採択された持続可能な開発目標SDGsは2030年までに地球上のすべての人が共通の認識をもって取り組んでいきたい、“ともに生きていく”ための指標です。
そのなかでは、2014年からパルシステムですすめている「『ほんもの実感!』くらしづくりアクション」の取り組みは、持続可能であることを追及し、生産から消費・廃棄までを含めた消費行動のことを「ほんもの」と表現し、環境への影響や社会のあり方なども含めたくらし方を提案しています。
次の10年、30周年に向けてパルシステムが大切にしているこの価値をくらしのなかで個々に取り組んでいくことが、SDGsの目標達成に向けてくらしていくことにも繋がります。10年後、「パルシステムとともに歩んできたくらしが豊かなものでよかった」と多くの組合員に感じてもらえるような生協でありたいと思います。
2020年4月
生活協同組合 パルシステム神奈川ゆめコープ
理事長 藤田 順子