「神奈川県子どもの貧困対策推進計画(改定素案)」に関する意見を提出しました
1月17日、神奈川県福祉子どもみらい局に対し「神奈川県子どもの貧困対策推進計画(改定素案)」に関する意見を提出しました。
私たち、生活協同組合 パルシステム神奈川ゆめコープは、「 生命(いのち)を 愛(いつく)しみ、自立と協同の力で、心豊かな地域社会を創り出します」を理念とし、安心して暮らせる社会をつくるために神奈川県内で事業活動を行っています。
当組合は、子育て課題の解決に取り組む人びとや団体を支援するために、平成24年7月に中間支援組織「セカンドリーグ神奈川」を立ち上げ ました。 平成24年10月に特定非営利活動法人として認証され、「心豊かな地域社会を作るために地域の人々やコミュニティ、行政に働きかけて社会的価値ある活動や事業を支援します」をビジョンとし、 「子育てしやすいまちは誰もが暮らしやすいまちづくり」をめざし 事業活動に取り組んでいます。そして平成29年度より、かながわボランタリー活動 推進 基金 21 協働事業負担金 対象事業を実施し、子どもの貧困対策 に 取組んで まいりました。
また、県内で活動するNPOや市民団体の取組みを資金面で応援する「市民活動応援プログラム」を通じて、子ども食堂やフードバンク、子どもの学習支援 を運営する団体等に対して支援を行ってきました。
このような子どもの貧困問題を改善していく団体を支援する立場から、社会全体で子どもの貧困対策の基盤づくりについて意見します。
意見の要旨は次のとおりです。
- 子どもの貧困対策に係る機運の醸成にあたり、行政・企業・支援団体等で構成される「対策推進タスク」等の実務者・推進者の機関設置を要望します。
- 社会全体で子どもの貧困対策に取り組むための基盤づくり推進のために、子どもに関わる人材の段階的教育の実施と県認定制度の導入を要望します。
- 社会全体で子どもの貧困対策に取組むための基盤づくりの一環として、食品ロス削減の推進に関する法律の観点から、子どもの支援を行う団体で使用する食品を提供する企業に対する 税制優遇の周知や、食品ロス削減推進企業としての認可など、企業が率先して支援団体に食品提供し、子どもの貧困対策と食品ロス削減推進が同時に可能となる法令整備やシステムの構築を要望します。