年頭のご挨拶　～組合員のみなさんとともに協同の輪を地域に～

年頭にあたり謹んで新年のご挨拶を申し上げます。

昨年は台風が立て続けに起こり、パルシステムグループの事業圏内でも大きな爪痕を残しました。組合員のみなさんには重なる募金の呼びかけにもかかわらず、多くの支援を寄せていただきましたことに感謝を申し上げます。

私たちのくらしにかかわるところでは、ゲノム編集技術によって生産された作物が任意の届出により流通ができるようになったことに対して、食の安全や環境への影響の観点から表示と食品安全性審査を求める署名を行いました。また、県内の諸団体とともに取り組んでいる（公社）フードバンクかながわを通じて、困っている方への食料支援などの取り組みがすすみ、配送便や企画などでの回収に多くの組合員から食品を提供いただきました。さまざまな取り組みに対して、多くの組合員のみなさんに共感していただくことで協同の輪が地域にしっかりと根づいています。

今年は、2020年ビジョン、第7次中期計画の最終年度となります。2011年に見据えた当組合のありたい姿の到達の年として事業活動を着実にすすめてまいります。また、ＮＰＴ再検討会議に合わせた平和の取り組み、憲法改正の動きに対する学習、子どもたちが置かれている生活困難な状況に対する応援などを行っていきます。

2020年1月
生活協同組合 パルシステム神奈川ゆめコープ
理事長 藤田　順子