「走水産のりで『のりすき』に挑戦」を開催しました
2月25日、神奈川県漁業協同組合連合会の協力で横須賀市走水にて「走水産のりで『のりすき』に挑戦」を開催し、組合員23名が参加しました。
この交流会は当組合オリジナルカタログ「いいね!かながわ」で取り扱いのある『神奈川県産焼きのり』『神奈川県産きざみのり』の産地を知ることを目的とした企画です。
この日は、横須賀市走水の、のり漁師 長塚良治さん(丸良水産)の加工場で「のりすき」体験を行いました。長塚さんに昔ながらの道具を使ったのりすきの方法を教わり、体験がスタート。たっぷりののりを木枠に流し込み、スポンジでぎゅっと押して脱水。そっと真上に木枠を持ち上げると、綺麗な四角形に成形された全形1枚分ののりとなりました。

長塚さんによるのりすきの説明

のりを入れるときは手首を返してすばやく!
すいたのりを、のりすごと立てかけて天日乾燥している間、長塚さんにのり作りや海の状況についてお話を伺いました。地形に恵まれ、栄養豊富な「走水」ののりは、うまみ成分がたっぷり含まれ、味はもちろん食感もよく、とても人気があります。しかし地球温暖化などの影響から、プランクトンの異常発生やクロダイなどの食害も増え、生産量が減少しているそうです。
交流会の最後に長塚さんは「おいしいのりをつくるのは私ではなくみなさんです。みなさんが地球を大事にすると、のりだけでなく野菜や魚も未来永劫ずっとおいしいものが食べられるということを考えて、日頃そういった行動をしていただけると、私はそのお手伝いをするだけです。いい環境になれば必ず美味しいものはとれますのでみなさんの協力が必要だということですね」と話しました。
のり作りの厳しい環境とご苦労を知り、地球環境を守るための行動について考えるきっかけとなる企画となりました。

すいたのりを天日干し

参加者みんなで記念撮影