神奈川県内4カ所の小学校などで「3Rとプラスチック問題」の環境出前講座を行いました
パルシステム神奈川では、神奈川県(かながわ環境教室)と横浜市(環境教育出前講座)に環境出前講座を登録しています。2024年度は「3Rとプラスチック問題を考えよう♪」「カードゲームで体験♪SDGsの世界」の2講座を登録し、そのうち3Rの講座を3つの小学校と放課後児童クラブ1カ所で実施しました(SDGsカードゲームの講座も多数実施しました)。
3Rとプラスチック問題について考えよう♪
3Rの講座は、おもに小学校3年生~6年生向けに、社会科や家庭科、総合の学習などで活用されています。
私たちのくらしに多く使われるプラスチックですが、毎年多くのプラスチックごみが海に流れ出ていて、海の生き物に影響を与えてしまっています。また、ごみの最終処分場もあと20年でいっぱいになってしまうといわれています。そこで、ごみを減らして資源を活かすためのキーワード「3R(スリー・アール)=ごみの発生を減らすこと(リデュース)・繰り返し何度も使うこと(リユース)・作り直して使うこと(リサイクル)」について学び、ごみ問題を自分ごとととらえることが、この授業のねらいです。
最近では、3Rに「必要のないものは断ること(リフューズ)」と「修理して大切に長く使うこと(リペア)」を加えた「5R(ファイブ・アール)」ともいわれていることも紹介し、どのような行動がごみを減らすことにつながるかを考えました。
講座のなかではパルシステムの3Rについて紹介する動画も視聴しました。動画には牛乳パックがトイレットペーパーにリサイクルされる場面や、リユースびんの洗びん工場の様子が出てきます。牛乳パックやリサイクルされたトイレットペーパーを実際手に取り、さわってみることで、ふだん児童の皆さんが給食の牛乳パックを開いて洗って乾かしていることが資源の循環にどのように役立っているかをイメージできた様子でした。
グループワークでは、小さくなって着られなくなった服や食べ物のごみ、レジ袋などを、どうすればリデュース・リユース・リサイクルできるか考え、理解を深めました。

クイズを交えながら楽しく授業

グループで3Rについて考えました
3Rの講座の実施校:
放課後児童クラブ じぃじとばぁばの宝物(茅ヶ崎市)、横須賀市立大塚台小学校、横浜市立新吉田小学校、大和市立大和東小学校 以上4カ所
このほか、パルシステムの配送センターにてごみ分別ワークショップ、横浜市内の教職員向け研修などを実施しました。
これから取り組みたいこと
3Rの講座では授業の最後に「これから取り組みたいこと」をカードに記入してもらいました。
「必要のないものはもらわない」「物を大切にあつかって長く使う」「食べ残しをしない」「クリーン活動に参加する」など、一人ひとりができることを考え、これからの行動に結びつけることができました。

一人ひとりが自分にできることを考えました

パルシステム神奈川では2025年度も環境出前講座(3R、SDGsカードゲーム)を実施します。
●地域・学校への出前講座(パルシステム神奈川ホームページ内)
●環境・エネルギー学校派遣事業~かながわ環境教室~ (神奈川県ホームページにリンク)
●横浜市環境教育出前講座(横浜市ホームページにリンク)