かるたでまなぶ ~憲法ってなに?~ ワークショップを行いました
3月1日、当組合横浜北センターにて憲法は私たちのくらしにどのように作用しているのか、かるたで遊びながら学びを深める「かるたでまなぶ~憲法ってなに?~ワークショップ」を開催し、15名が参加しました。講師は中学校社会科教諭である木戸冬彦さんに務めていただきました。
憲法というテーマのためか、最初は緊張されていた参加者のみなさんでしたが、講師とのアイスブレイク「じゃんけん大会」や「お互いの共通点を見つけよう!」などのゲームで盛り上がり、多くの方がリラックスして、かるたに参加することができたようです。

イラストがかわいい憲法かるた
多くの質問が出たワークショップ
ワークショップは、参加者から気になった条文への質問や意見が出ると、木戸さんから解説を行う形式で進められました。
9条の戦争放棄・戦力の不保持などを定めた「平和主義」について、参加者から「自衛隊は軍隊なのかな?」の疑問に対して、他の参加者からは「(自衛隊の名のとおり)日本から攻撃しないよね」「海外から見れば軍隊と言わないのでは」などの意見や、小学生から「武器を持っていれば攻撃するかもしれない」という声に対して、木戸さんは「中学の社会科の教科書では『日本政府は最小限度の実力(戦力)を持つことを禁止していない』と説明しています。しかし、多くの国民がさまざまな疑問を持っていますよね」と話されました。
27条の勤労の権利と義務について定めた条文では「ブラック企業が沢山あるようだ」という意見や、30条の納税の義務の条文については「国会議員が脱税していた!」と参加者の声があがりました。
「立憲主義」と「権利と自由の保有」
木戸さんは「99条は国家権力を縛り、国民の権利や自由を保障する役割を担っています。この仕組みを『立憲主義』と呼んでいます。また12条では、私たちの自由や人権を守るためにも、私たちが国家権力を見張り、声を上げるなどの努力が必要だと示しています。私たちが平和で安心してくらしていくために、憲法は重要なものですね。今回のワークショップをとおして、ご自分の生活と憲法とのかかわりを感じていただけたらよいと思います」と語られました。

講師の解説に聞き入っていました
参加者の声
小学生の感想
もしも世界中で、日本の憲法と内容の同じものを作れたら世界は良い方向に行くのか気になった。
大人の感想

さまざまな感想が出ました
参加者のみなさんは、ワークショップに参加してそれぞれに憲法の重要性を感じられたようでした。
平和課題は今後も平和でくらしやすい社会づくりのためにみなさんと憲法を知る機会を作ります。