「プロに学ぶ!パン豚探検」(神奈川のすくすくパン豚交流会)を開催しました
2月22日、『神奈川のすくすくパン豚』に関連する生産者・メーカーとの交流会を開催し、組合員16名が参加しました。
『神奈川のすくすくパン豚』は、パルシステムのパンを作る子会社、株式会社パルブレッドで発生する未利用パンを、豚の飼料として利用する資源循環の取り組みから生まれた豚肉で、当組合限定の商品です。
こだわりの豚を育てている有限会社山口養豚場、豚肉を衛生的かつ安全・安心に加工、流通しているJA全農ミートフーズ株式会社、株式会社パル・ミート、株式会社パルブレッドの担当者が、それぞれの工程やこだわりの取り組みについてそれぞれ紹介しました。
パルシステムの産直産地・パンへのこだわり
まずは、株式会社パル・ミートより豚の生産の特徴、解凍方法やパルシステムの産直産地について説明がありました。
パルシステムの産直は、「農と食をつないで、豊かな地域社会をつくること」が目的で、豚の薬に頼らない飼育環境や飼料の研究に力をいれているとのことでした。
続いて、株式会社パルブレットからは、パンへのこだわり、不必要な添加物を使用しない製造方法などについて説明されました。
パン豚の取り組みが始まる前は、多くの廃棄が出て、費用をかけて処理していたようですが、パン豚のパン飼料の取り組みにより、廃棄量を抑えることにつながったとのことです。

生産者の山口さんによる養豚場紹介

クイズでパン豚を知ろう!
山口養豚場のこだわりを知る
愛甲郡清川村で、こだわりの豚を育てている有限会社山口養豚場の生産者である山口さんご夫妻から養豚場の飼育形態に関して説明がありました。
自然に近くストレスの少ない状態で飼養していること、肥育豚は太陽光が充分にあたり、常に換気がされ、洗浄・消毒が徹底された環境で飼育されていることなど、こだわりの飼育方法を教わりました。
妻の和代さんによる調理実演もあり、上手な解凍方法のコツや、ドリップが出ないよう、解凍したらなるべく早く調理をすること、お肉をかたくしないなどのポイントを聞きました。
その後、試食をしながらの交流では、組合員から育てるうえでの大変なこと、苦労していることなど、たくさんの質問が寄せられました。
最後に山口さんから「みなさんが笑顔でパン豚を試食しているところを見られてよかった。生産者は、組合員のことを知る機会が少ないから、このような交流会を大切にしていきたい。今後も引き続きパン豚の応援をお願いします」との言葉で締めくくられ、交流会は終了しました。

山口和代さんによる調理実演の様子

パンに合うパン豚料理を試食!