パルシステム神奈川のイベントレポートをご案内します。

  • 食と農 産地交流

神奈川県内17校で「お米の出前授業」を行いました

当組合では、お米づくりや農業の大切さを伝えるために、毎年、県内の小学校を対象に「お米の出前授業」を実施しています。2024年度は神奈川県17校(のべ3,771名)を対象に、合計54回の授業を行いました。

お米づくりを知って、育ててみよう!

「お米の出前授業」では、実際に校内の田んぼやバケツでお米を育てる体験を児童と取り組み、お米づくりの楽しさや大変さを、実体験をとおして伝えています。また、食文化の多様化や生活スタイルの変化などを背景に、ひとりあたりのお米の消費量が年々減少していることや、お米の生産者の減少・高齢化などの現状にも触れ、食の大切さや田んぼがもつ多面的機能、自然環境や生態系を守る必要性を学ぶ場としました。

お米づくりを知ろう!

「座学」では、クイズなどを交えて、お米について楽しく学んでもらいました。児童のみなさんは、手を挙げたり、たくさん質問をしたりと積極的に参加しました。

  

田植えをやってみよう!

「田植え」では、苗が元気に成長するよう、ひもなどを利用して目印を作り、まっすぐていねいに植えるようにしました。「田植え」をとおしてお米づくりの楽しさや大変さを学ぶことができました。また、バケツで稲を育てることに取り組んだ学校でも、やわらかい土にするために手で土を混ぜたり、水を加減したりなど工夫をしながらお米づくりに取り組みました。

  

稲刈りをやってみよう!

「稲刈り」では、鎌やはさみを使って収穫を行い、刈り取った稲をひもでまとめて干す「はさがけ」を行いました。

  

脱穀・籾摺りをやってみよう!

「脱穀・もみすり」では、牛乳パックを利用して脱穀を行ったあと、すり鉢と野球のボールを使ってもみ殻をはずし、玄米にする作業を行いました。児童のみなさんは、床に落ちた稲や玄米を残さずひろうことで、育てたお米の大切さを実感しました。

座学でお米を知ろう!

田植え体験

バケツ稲体験

稲穂が実りました

稲刈りやってみよう!

脱穀・籾摺り体験

2025年度もパルシステムでは「お米で超えてく」をテーマに、全国の産地、生産者のみなさんを応援していく取り組みアクションを継続していきます。1年をとおしてお米づくりを学べる「お米の出前授業」を希望する学校が年々増えています。これからも「お米の出前授業」をとおして、未来を担う子どもたちへ、食や農業の大切さを伝えていきます。