「2024原爆と人間展」が開催されました
8月23日~25日、新都市プラザ(そごう横浜店前)にて「2024原爆と人間展」が開催され、3日間で7,289人が来場しました。
会場の様子
多世代の方々が来場
神奈川県原爆被災者の会、原水爆禁止神奈川県協議会、神奈川県生協連および賛同する生協とともに、今年も当組合は運営に参加しました。
79年前に核兵器の被害を受けた被爆者の方々が当時の様子を描いた絵の展示ともに、被爆者の証言映像の放映・質問の会やお子さんでも気軽に挑戦できる「原子爆弾にまつわるクイズ問題」と、平和のひと言メッセージを自由にご記入いただくコーナー、平和を祈念した折り鶴の作成などのさまざま企画に、若い方からご年配の方まで幅広い世代の方々に参加してもらうことができました。
証言放映に聞き入っているみなさん
原爆投下後の様相
質問タイムでは現在神奈川県にお住まいの被爆者・村山さん(6歳の時長崎で被爆)が来場者からの質問に回答してくださいました。
質問:日本政府への恨みはありませんか?
回答:ありません。家庭でも、戦争に反対するようなことをいうのはタブーで、それが当たり前でした。
質問:原爆が投下されたあと何を食べていましたか?
回答:雑草です。
質問:医療はどのような場所で受けられましたか。
回答:青空病院(建物が原爆により損壊していたため野外で行われた)でした。水を飲んで亡くなった人もいました。
村山さんは「原爆投下後から4〜5日は、石畳を枕にして寝たこと、おにぎりの配給が1日1回だけ。いたるところにご遺体があった。どんなことがあっても戦争は避けなければいけない。何といっても 正しい教育が大事」と語られました。
平和のメッセージ
来場者から多くのメッセージか寄せられました(一部をご紹介)。
たくさんのメッセージが寄せられました
「被爆画」を鑑賞したり、証言をとおして被爆の実相を知ることで、「平和」や「核兵器廃絶」について多くの方に考えていただく機会となりました。
パルシステム神奈川はこれからも協同組合として平和を脅かす戦争、紛争、 貧困のない世界をめざし、飢餓、収奪、差別、暴力などを取り除く活動をすすめます。