岩手県の米産地「JAいわて花巻初夏の米産地を体験」を開催しました
6月15日~16日の2日間で、岩手県の米産地「JAいわて花巻 田んぼの草取り体験」を開催し、組合員8家族22名、理事・職員を含め26名が参加しました。
当組合と岩手県のJAいわて花巻は、花巻食と農の推進協議会を設立し、長年交流を続けています。5月に開催した「田植え体験」から1カ月が経ち、収穫に向けて丈夫な稲に育つよう、雑草の草取りを行うために、初夏の田んぼを訪れました。この田んぼは、生産者と組合員が交流を重ねてきたので「交流田」と呼んでいます。今回も産地のみなさんといっしょに田んぼの草取りや生きもの観察を行ったり、地域の見学をとおして、化学合成農薬・化学肥料を極力減らし環境に配慮した農業に取り組んでいる産地について、理解を深める交流を行いました。
交流田に集合!
交流田の生きもの観察と草取り
1日目は、交流田で「生きもの観察」と「草取り体験」をしました。
まずは生産者といっしょに、田んぼの生きもの観察を行いました。はじめて田んぼに入る組合員が多く、おとなも子どもも、田んぼの土に足を踏み入れたときのやわらかな感触を感じることができました。また、田んぼにはオタマジャクシなどたくさんの生きものがすんでおり、田んぼはお米を作る以外にも大切な場所であることを学ぶことができました。
生きもの観察してみよう
オタマジャクシ発見!
生きもの観察のあとは、メインとなる草取りの作業。生産者にレクチャーしていただき、みんなで左右に分かれて協力しながら行いました。除草剤を使用していないことと、気温が高い日が続いていたことにより雑草が多く茂り、大変手間のかかる作業でしたが、おいしいお米を作るには一番大事な作業であることを実感しました。
みんなで草取り
生産者が草取りをレクチャー
花巻市東和町の魅力
2日目は、花巻市東和町の魅力を知る体験をしました。
まずは、恵まれた大自然のなかで品質第一をモットーに味噌・醤油づくりをしている創業1906年(明治39年)の「佐々長醸造」を見学。佐々長醸造株式会社 代表取締役 佐々木氏に案内してもらいました。
次に「成島和紙工芸館」で紙すき体験をしました。日本最北端の和紙職人としても、生産者としても活躍されている青木さんに教えてもらいました。
佐々長醸造見学
成島和紙職人 青木さん
最後に、花巻市東和町の地元グループ「小山田美女会」の釜炊きごはんと心のこもった郷土料理を堪能。東和町で食べる炊き立ての「岩手ひとめぼれ」のおいしさは格別でした。
2日間の締めくくりとして、今回学んだことをまとめ、お米と田んぼを守るサステナブルアクション「お米スイッチ」を参加者一人ひとりに発表してもらいました。
小山田美女会の釜炊きごはん
わたしの「お米スイッチ」を宣言
花巻市東和町での2日間にわたる交流は無事に終了し、産地の魅力や環境に配慮した農業の一端に触れることができました。次は9月に「稲刈り体験」を予定しています。
これからもJAいわて花巻とパルシステム神奈川は、交流を深めていきます。
成島和紙完成!
参加者の声
- 岩手のみなさん、2日間ありがとうございます。温かく迎えていただき貴重な経験をさせていたいたことに感謝の気持ちでいっぱいです。また一面に広がる田園風景、作り手が減ってきている和紙など日本の大切な文化についても学ぶことができました。
- 毎日食べているお米は自然の天候や獣との対策で大変なことを知りました。生産者さんのご苦労を知りもっとお米を食べてお米農家さんの力になれたらと思いました。
- たくさんの手作りごはんに心温まりました。また大自然の環境で貴重な体験をさせていただきき、ありがとうございました。お米を食べるときにこの日の思い出を思い出すと思います。お米一粒も残さず食べていきたいです!