パルシステム神奈川のイベントレポートをご案内します。

  • 平和 国際活動

2024年 ピースリレー(平和行進)が開催されました

2024年は「ビキニ事件」(※)から70年という節目の年、そして広島・長崎被爆79年となります。
日本全国から「核兵器や戦争をなくそう」という平和の願いをつなぎ広島・長崎へ向かって行進をする、ピースリレーが今年も開催され、神奈川県では5月7日に六郷土手 宮本台緑地で東京都からリレーを引き継ぎ、5月19日の湯河原 広崎公園まで平和のたすきをつなぎました。

※1954年3月1日、アメリカが太平洋のビキニ環礁で水爆実験を行った際の被ばく事件。日本の第五福竜丸の乗組員が被ばくしたほか、近くの島々の住民らにも被害が出ました。

67年目のピースリレーがスタート

5月7日、六郷土手 宮本台緑地にて東京都からの引継ぎ式が行われ、67年目の神奈川県ピースリレーがスタートしました。
あいにくの雨でしたが、うたごえのみなさんの演奏やトランペット奏者の方の演奏で、あたたかい雰囲気のセレモニーとなりました。

セレモニーの開会にあたり、当組合の藤田理事長からは「世界中のみなさんが当たり前の日常を送れるということを願うとともに、みんなが手を取り合って安心してくらせる世の中を作っていけるように行動していきたいと思います。神奈川県内でもみなさんの想いを合わせた行動が実を結んだ事例もありますので、この想いを19日までみんなでつないでいきたいと思います」とのあいさつがありました。

藤田理事長のあいさつの様子

平和への想いが寄せ書きされた横断幕を持って出発

5月13日の桜木町駅前~神奈川県庁前集会は荒天のため中止となりましたが、ピースリレー実行委員会の代表者が神奈川県庁を訪問し、メッセージを手渡しました。

神奈川県庁職員の方へメッセージを手渡しました

大船観音でのセレモニーでは、組合員のみなさんに折っていただいた千羽鶴を献納

5月15日、大船観音でのセレモニーでは「つなごう平和のたすき」「核兵器禁止条約に参加しよう」「子どもたちの笑顔あふれる世界に」という今年のピースリレーのスローガンが紹介され、神奈川県原爆被災者の会の方々による谷口稜曄さんの被爆証言の朗読や、広島まで通し行進をされる方による歌の披露がありました。

セレモニーのフィナーレには、うたごえのみなさんによる“翼をください”の演奏が境内に響き渡るなか、神奈川県の原爆死没者の霊が合祀されている「原爆慰霊碑」に、組合員のみなさんに折っていただいた千羽鶴を献納しました。

「原爆慰霊碑」の一郭には、原爆投下後の広島でくすぶっていた残り火を護り続けてきた“原爆の火”が分火された「原爆の火の塔」も建てられています。

網野専務理事と本多理事が千羽鶴を献納

原爆慰霊碑の前で
手前の石は広島と長崎から寄贈された被爆石

    原爆の火の塔

静岡県への引継ぎ式にはパルシステム静岡の方々も参加

神奈川県のピースリレー最終日となる5月19日には、湯河原町 広崎公園にて静岡県への引継ぎ式が行われました。
県民ピースリレー実行委員会を代表して当組合の網野専務理事よりあいさつがあり、楊常任理事もセレモニーに参加しました。
パルシステム静岡からは、細谷副理事長、田口常任理事、前田理事と職員が参加し、無事に静岡県へ平和のたすきを引き継ぐことができました。

静岡県へ引継ぎました

荒天のため中止となってしまったセレモニーもありましたが、今年のピースリレーもたくさんの方々に参加いただき、みんなで平和の願いをつなぐことができました。
当組合では今後も自治体や政府へ、核兵器廃絶を願う声を届けるための取り組みを続けていきます。

上記についてのお問い合わせはパルシステム神奈川 地域活動推進課(E-Mail:palkana-heiwa@pal.or.jp)宛てにお願いいたします。