パルシステム神奈川のイベントレポートをご案内します。

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「野付浜の母さん料理教室」を開催しました

2月7日、川崎市麻生市民館にて「野付(※1)浜の母さん料理教室」を開催し、組合員19名とスタッフあわせて32名が参加しました。

野付漁業協同組合(以下、野付漁協)は北海道の東の端、知床半島と根室半島の中間に位置する野付郡別海町にあります。ホタテや秋鮭、いくらなどの商品でパルシステムと産直協定を結ぶ人気の産地のひとつです。今回は4年ぶりに野付漁協から4名(女性部3名、職員1名)、北海道漁業協同組合連合会(以下、北海道ぎょれん)の職員2名の計6名のみなさんにお越しいただきました。

未来を見据えた取り組み

講師のあいさつのあとは、野付漁協と北海道ぎょれんの職員による学習会です。野付漁協女性部を中心に行われてきた植樹活動の説明や、植樹前と植樹がすすんだ状態の写真を比較できたことで、これまでの成果がわかりました。野付漁協が漁獲高の持続性のために力を入れている「資源管理型漁業」については、水産物の資源量を調査して毎年漁場を変えていくことや、稚魚・稚貝の放流などの取り組みなども知ることができました。また、野付に行けなくても活動を支援できる方法として、植樹のロゴマーク付き商品を購入することで、代金の一部が植樹費用に役立てられると紹介されました。

お待ちかねの料理教室

参加者は料理室に移動。料理室の浜の母さんの笑顔と、野付から届いたさまざまな海産物を前に参加者の期待が膨らみます。まずは「秋鮭のミニちゃんちゃん焼き」からスタート。大きな秋鮭の切身や野菜などたっぷりの具材をひとり分ずつアルミホイルに包むコツを教えていただきました。「ほたての刺し身」のほたての殻むきは、野付漁協職員 宮越さんの実演をお手本に参加者も挑戦。手のひらほどもある立派な活ほたてを片手に軍手と専用のヘラを使って殻をはずしました。「ほたてフライ」は、ほたての厚みを半分にカット。下味をつけずに国産パン粉と『圧搾一番しぼり菜種油』でシンプルに揚げ、カットした国産レモンを添えて。「秋鮭スモークサーモンのサラダ」は、野菜と『緑(あお)みかんシロップ』(※2)を使ったドレッシング(緑(あお)みかんシロップとしょうゆ1:1)で。鮭いくらミニ丼には、炊き立てのごはんに粗くほぐした焼き鮭といくらのしょうゆ漬けをトッピング。

具材たっぷり! 秋鮭のミニちゃんちゃん焼き

ほたての殻のふくらみのある面を下にして殻をむく

ほたての刺し身は、縦にカットすると歯ごたえも楽しめる

野付の豊かな恵みをたっぷりいただきながら

お刺身は活ホタテと冷凍ほたての味比べ。秋鮭のミニちゃんちゃん焼きは「みそだれとバターの相性がぴったり!」と大好評。参加者が調理したメニューだけでなく、学習会の間に浜の母さんが用意してくれた「ほたてごはん」と具だくさんの「秋鮭汁」も。そして今回、資源調査の結果により禁漁となることもある希少な北海しまえびも特別にご提供いただきました。

昼食交流では、浜の母さん自慢の海の幸を囲んで笑顔が溢れ、産地での仕事や活動、自然の豊かさと厳しさ、パルシステムの商品について、神奈川との日常生活の違いなど、さまざまな話題で盛り上がり活発な交流会となりました。

野付の生産者の思いを込めたごちそう

野付で超えてく!

参加者アンケート

  • 氷点下の気温のなか、海に出てくださっていると聞き感謝しかありません。自然環境と海を守ってくださりありがとうございます。
  • 昨年、植樹ツアーに参加した者です。今でも子どもたちは、大きなほたてや、朝の野付半島の様子を楽しそうに話しています。そのときにいただいたお料理の感動がよみがえり懐かしい気持ちになりました。
  • これからも質の高いほたてや秋鮭などできるだけ購入して野付を支えられたらいいなと思っています。将来にわたり環境に配慮した持続可能な漁業を続けてください。
  • ごはんをいただきながら浜の母さんのお話をうかがうことができたのがとても楽しかったです。
  • 今までなんとなく商品を発注していましたが、料理教室に参加したことで商品一つひとつに生産者のお気持ちがつながっていることを深く感じました。
  • 野付についての学習や料理教室をとおして、食材を身近に感じるようになりました。作った料理はどれもおいしかったです。

   

※1:地名の「野付(のつけ)」の語源はアイヌ語の「ノツケウ」(あごの骨、岬の意味)といわれています。
※2:原料は摘果みかんの果汁と北海道産のピートグラニュー糖のみ。(有)ジョイファーム小田原の人気商品。

参加者のメッセージのPDFが開きます⇒こちらをクリック

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