日本大学×パルシステム県内産学連携 ~梅レンジャーがやってくる!~ ふらっとパル茅ヶ崎で「梅干しと大葉のさっぱり餃子」作り
2023年4月から始まった当組合と日本大学生物資源科学部食品ビジネス学科の2つのゼミとの県内産学連携。4チームに分かれ、それぞれのテーマで研究を深めています。学生のみなさんには「『食×居場所×作り手』の掛け算の力による地域課題解決」を研究テーマとして、これまで2回、学内でパルシステムの食と福祉の事業活動を通じた地域貢献の考え方をお伝えしました。
3回目となる11月4日、ジョイファーム小田原の梅干しを研究しているチーム「梅レンジャー」主催で、学生のみなさんが考案した「梅干しと大葉のさっぱり餃子」を作る企画に5組12名の親子が参加し、餃子作りとクイズなどを通じ、梅について学びました。
ジョイファーム小田原について学生からレクチャー
最初に、学生からジョイファーム小田原の紹介、梅干しについての説明が行われました。ジョイファーム小田原で作られている梅干しは、小田原の名産・十郎梅を使って、梅と塩のみで作られていることなどが話され、その後、餃子の簡単な包み方がジェスチャーを交えて説明されました。
日本大学ゼミ生 「梅レンジャー」の紹介
ジョイファーム小田原や梅について学んだことをレクチャー
あんを混ぜて、餃子を作ってみよう!
いよいよ梅干し入り餃子作り。子どもたちが、梅干しをひき肉と野菜のあんにスプーンで混ぜ込んでいきます。餃子を包むのは初めての子どもいましたが、学生のみなさんのサポートもあり、上手に包むことができました。三角形や五角形などオリジナルの形で包む子どもも!
「梅干しの花はどっち?」「ジョイファーム小田原の梅干しは梅と何で作られるかな?」といったクイズを楽しんだあと、こんがり焼けた餃子と、梅干しがのったごはんを試食。あまり梅干しを食べたことがない子どもも、餃子を「おいしい!」と食べていました。梅干しをのせたごはんには「すっぱーい!」といった声も聞かれました。
参加者からは「にらの香りに負けず、梅干しが引き立って、さっぱりしていて何もつけずにおいしく食べられた」「餃子のあんに梅干しが混ざり切っていない部分があったけど、梅干しの風味が感じられて、それはそれで楽しかった」など、感想が寄せられました。
企画を通じ研究を深める
1年間の研究を通じ、パルシステムの食の考え方やジョイファーム小田原の取り組みを知った学生のみなさん。今回の企画はもっと多くの人に梅干しに親しみをもってほしいという思いで開催されました。
11月25日の「パルゆめつなごう展」にも梅干しのレシピを紹介します。また全国の大学生を対象とした、農業、食、地域、農業協同組合に関する研究発表会「アグリカルチャーコンペティション」に、今回の梅干しレシピの研究についてプレゼンをします。
農産物の産地は、もっと若い世代に利用してほしい、交流を増やしたい、後継者問題など悩みもありますが、学生のみなさんの「食×居場所×作り手」の掛け算で、こうした課題を解決していけるといいですね。
上手に包めるかな~♪
子どもたちは梅干しクイズに挑戦!
「梅干しと大葉のさっぱり餃子」と、梅干しをごはんといっしょに試食