「たまごの産地へ行ってみよう」を開催しました
10月7日、神奈川県愛甲郡愛川町にある神奈川中央養鶏農業協同組合にて開催し、組合員10家族29名が参加しました。
神奈川中央養鶏農業協同組合は、『産直たまご』と『産直こめたまご』の産地です。現在、30~70代の生産者14名が計60万羽の鶏を飼育し、一日の総卵数55万個のうち、14万個の卵をパルシステムに出荷しています。また、当組合との交流も深く「パルシステムでんき」の発電産地でもあり、地産地消や環境問題にも積極的に取り組んでいる産地です。
はじめに、ふだん見学することができない鶏舎内(親鶏をさまざまな病気から守るために、鶏舎内や鶏舎の周辺への出入りは制限している)の様子をカメラで映し、ライブ中継しました。親鶏がえさを食べるまた水を飲む様子や、産んだ卵が自動で運ばれる様子を見ることができました。その後ふたつのグループに分かれて、農場とGPセンター(卵のパック工場)の見学を行いました。
鶏舎内の親鶏の様子をライブ中継!
農場見学
鶏舎内のライブ中継を見たあとは、生産者に鶏舎を案内していただきました。太陽の光と自然な風が入る鶏舎で、鶏にストレスを与えない環境で飼育していることがわかりました。今年の夏は過酷な暑さで、鶏も体調を崩してしまうため、鶏舎内の温度が設定温度を超えた場合は、ミストを散布して鶏舎内の温度を下げているそうです。
また、直売所の近くには見学用鶏舎「コッコのお家」があり、平飼いで飼育している親鶏を身近に見ることができました。
コッコの家では目の前に親鶏が・・・
平飼い鶏舎で走りまわる親鶏たち
GPセンター(卵のパック工場)見学
農場で産まれた卵をすぐに敷地内にあるGPセンター(Grading(大きさの格付け)&Packing(パック詰め))で洗浄・サイズ分け・パック詰めがされ、出荷しているそうです。卵をお湯で洗浄する洗卵やヒビ・汚れの選別をする検卵、サイズ別・内容量別に包装するパッキングなどの機械を見学しました。徹底した安全管理のもとにオートメーション化されている工場で安全・安心な卵が出荷されるまでの工程を知ることができました。
GPセンター職員に説明をうけながら見学
見学終了後、『産直たまご』の温泉たまごを試食しましたが「おいしい」と大変好評でした。最後に集合写真を撮り終了となりました。
参加した組合員からは「子どもたちと鶏と卵について詳しく学べることができるとても貴重な機会でした」「現場を見ることで、卵だけではなく子どもたちがフードロスを考えるきっかけに繋がっていけばよいと思いました」などの感想がよせられました。
農場やGPセンター見学また、生産者との交流もでき、貴重な時間となりました。
温泉たまごに生産者おすすめの白だしをかけて試食
丹沢連峰を背景にハイポーズ!!