岩手県の米産地「JAいわて花巻初夏の米産地を体験」を開催しました
6月10日~11日の2日間で、岩手県の米産地「JAいわて花巻初夏の米産地を体験」を開催し、組合員6家族17名、理事・職員を含め22名が参加しました。
当組合と岩手県のJAいわて花巻は、花巻食と農の推進協議会を設立し、長年交流を続けています。5月に開催した「田植え体験」から1カ月がたち、今回は「生きもの観察・草取り体験」ということで初夏の田んぼを訪れました。この田んぼは、生産者と組合員が協力し、交流を重ねてきた交流田と呼ばれています。産地のみなさんが笑顔で迎えてくれ、生きもの観察、地域の見学をとおして、化学合成農薬・化学肥料を極力減らし、環境に配慮した農業に取り組んでいる産地について、理解を深める交流を行いました。
交流田に集合!
初夏の交流田
1日目は、交流田で「生きもの観察」と「草取り体験」をしました。
普段なかなか体験することができない田んぼの作業に子どもたちは大興奮。まずは田んぼの生き物たちを生産者といっしょに観察しました。田んぼはお米を作るだけでなく生き物のすみかでもあるということも学ぶことができ、産地の豊かな生態系を体験する機会となりました。
生産者と生き物観察
みんなで観察してみよう
草取りでは、左右にわかれて協力しながら手作業で草を取っていきました。とても手間のかかる作業でしたが、田んぼに生える元気な雑草から農薬を使用していない田んぼであることがわかりました。おいしいお米を作るには大事な作業であると実感でき、生産者の苦労を体感しました。
みんなで草取り
田んぼの真んなかで合流
花巻市東和町の魅力
2日目は、花巻市東和町の魅力を知る体験をしました。
まずは、恵まれた大自然の中で品質第一をモットーに味噌・醤油作りをしている創業1906年(明治39年)の「佐々長醸造」を見学。佐々長醸造株式会社 代表取締役 佐々木氏に案内してもらいました。
次に「成島和紙工芸館」で紙すき体験をしました。日本最北端の和紙職人としても、生産者としても活躍されている青木氏に教えてもらいました。思い思いの文字や絵などを描き、親子で和紙作りにチャレンジしました。
佐々長醸造見学
成島和紙を作ってみよう
小山田美女会の郷土料理を堪能
花巻市東和町の地元グループ「小山田美女会」の釜炊きごはんと心のこもった郷土料理を堪能しました。東和町で食べる炊き立ての「いわてひとめぼれ」のおいしさは格別で、生産者といっしょに楽しいひと時を過ごすことができました。最後に、2日間で学んだことをもとに参加者みんなで「お米で超えてく」宣言を行いました。
小山田美女会の釜炊きごはん
お米で超えてく宣言
花巻市東和町での2日間にわたる交流は無事終了し、花巻市東和町の魅力をたくさん感じることができました。次回は9月に「稲刈り」を予定しています。これからもJAいわて花巻とパルシステム神奈川は、交流の輪を広げていきます。
成島和紙完成!
参加者の声
- 貴重な経験をさせていただき、ありがとうございました。親子でとても楽しい時間を過ごすことができました。用意していただいたお料理もとてもおいしくて、いつもなかなか当選しない理由がよくわかりました。東和町のすばらしい環境にいやされました。
- 貴重な体験をたくさんさせていただき、またおいしいご飯をたくさん作っていただきありがとうございました! 今度は大きくなった娘をつれてきます!
- 田んぼの草取りは、やってみて大変なんだと思いました。草がどんどん生えると、お米に栄養が足らなくなってしまうのがわかりました。 生き物観察は、捕まえるのが楽しくて、もっとやりたい気持ちになりました。
- 同行した子どもたちは、自分が知らずに過ごしていた米作りや野菜作りの一コマにふれさせていただき、訪れる前と今では生産にたずさわる方々のお仕事やご苦労を少しでも理解したいと言う気持ちが持てる機会となりました。