オンラインで「『お~い!いわし味つけ缶』の秘密探検」を開催しました
3月21日に「『お~い!いわし味つけ缶』の秘密探検」をオンラインで開催し、組合員・役職員18名が参加しました。
2022年より販売開始の『お~い!いわし味つけ缶』は、パルシステム神奈川の組合員が開発に協力した商品です。
今回は、いわしの仕入れから製造全般を行う製造メーカーの伊藤食品株式会社、帳合先の国分首都圏株式会社、開発に協力した組合員(※)がそれぞれの立場から商品づくりや製造のこだわりについて紹介しました。
※パルシステムの商品担当、協力メーカーと組合員が、組合員の声をカタチにする商品の開発・改善提案をめざして「商品開発チーム」として1年間(毎月1回)活動しました。
原料のいわしと製造のこだわり
まずは国分首都圏株式会社 島田さんより、会社の説明がありました。卸売業として60万アイテム、取引メーカーは10,000社、日本全国のさまざまな食品、お酒を取り扱っているそうです。その豊富な経験から商品開発の取り組みも行っています。
続いて伊藤食品株式会社 金子さんより原料と製造工程について説明がありました。原料について近年、さんま、さばは水揚げが減っており、缶詰の原料として供給がむずかしくなっているとの説明がありました。一方、いわしは豊漁ですが、中にはサイズが小さいものや脂乗りの悪いものもあり、伊藤食品株式会社では「目利き」が港で脂乗りがよくサイズが大きいものを買いつけ、『お~い!いわし味つけ缶』の原料としていると話されました。
製造の動画を視聴しながらの説明もあり、実際に工場にいるかのような臨場感がありました。いわしは捨てるところがなく、使用しない頭、尻尾は集めて飼料や肥料にし有効活用されているそうです。缶にカットしたいわしを詰める作業や、でき上がった缶詰を専用の棒でたたき音で聞き分ける「打検」など、人の手による手間のかかる作業や、金属探知機を使用した異物混入の防止など徹底した安全衛生対策を行った上で、製造されていることがわかりました。
商品づくりのエピソード
次に、開発時のエピソードについて紹介がありました。「市販品より塩味控えめ」でありながら、おいしさを叶えることはとてもむずしかったそうですが、パルシステムオリジナル調味料『花見糖』『国産丸大豆しょうゆ』でコクが加わり解決できたことや、試食のにんにく味もおいしく、しょうゆ味にいたるまでの味の選定に苦労した点が語られました。
カタログ掲載について紹介
缶詰誕生のきっかけを作った人はナポレオン!
工場での製造の様子
組合員おすすめレシピ
組合員によるアレンジレシピ紹介では、「『お~い!いわし味つけ缶』と切干大根・豆のトマト煮」の調理実演、切干大根のサラダ、味噌汁の紹介など、そのまま食べてもアレンジしても「使える」商品の良さを紹介しました。
金子さんからの「この商品は脂乗りの良い原料を使っているという自信から、多くのメーカーがしている“ゆでこぼし”という作業をしていません。缶汁にもよい成分が多いので捨てないでぜひ召し上がってください。」との言葉で会が終了しました。
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組合員による調理実演
参加者の声
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