SDGs推進活動~『2030 SDGsカードゲーム』を横浜市立上大岡小学校で実施しました
2月27日、横浜市立上大岡小学校にて『2030 SDGsカードゲーム(※)』を実施し、6年生2クラス68名が参加しました。
未来の地域社会づくりに向けて
当組合の2030年ビジョンは「だれもが認めあい、ともにいきる地域づくり」です。これは、国際社会が協働して地球規模で取り組むべき目標がまとめられたSDGsにも通じます。SDGsを推進することでだれひとり取り残さない地域社会づくり、ひいてはビジョンの達成を目指しています。
社会の授業のまとめに
昨年夏、教員向けのカードゲーム研修で担当の教諭が面白さを体験。卒業前に子どもたちにも体験してほしいと依頼があり、最後の社会の授業が「地球規模の課題の解決」となりました。SDGsカードゲームでは紛争や貧困問題、ユニセフ、国連などを扱っているため、社会の学習のまとめにもなりました。
全体の流れ
6年生2クラスを対象に、横浜市立上大岡小学校にて3限、4限を使って95分間(休憩5分)の講座を実施しました。
講座前半では、SDGsの概要について17の目標事例と合わせて説明しました。後半は、SDGsが日々の生活とどんなつながりがあるか、明日からできる一歩を考えていただきました。“一人ひとりの選択”が社会を変えていく、この取り組みのスタイルは、“世界を転換transformするために”、一人ひとりがアクションを起こしていこうとするSDGsの取り組みと通ずることを伝えました。
ゲームの実践
作戦会議1分 前半8分 中間発表5分 作戦会議1分 後半15分 結果発表5分
2~3人で1チームを構成し、チーム内でのコミュニケーションと他チームとの交渉を促進させる仕掛けとなっています。目的に向かって、チーム内で話し合い、他チームの目的を理解して交渉するという経験を積みます。前半は自チームの目標達成に奔走、世界の状況メーターは経済のみが成長、環境と社会は伸びませんでした。その後、中間発表を経て世界の状況やゲームの目的を示唆し、豊かな世界とは何かを考え、そのために自分ができるアクションについて考えていただきました。すると、後半では外に目を向け、協働する場面があちこちで見られました。
チーム内でゲームのすすめ方を協議
後半終了後は環境と社会も伸びてきました
一人ひとりが考えるこれからの豊かな世界
SDGsの学習がこれまでも校内で実施されてきた経緯から、ゲームにも積極的に参加しており、一人ひとりの意識が高いことが感じられました。子どもたちにとって今回の講座、ゲーム、その後の振り返りを経て、自分事に考え、行動し、豊かな世界を作るための一歩を踏み出してもらいたいと思います。
(※)2030SDGsカードゲーム
2030SDGsカードゲームは、SDGsの17の目標を達成するために、現在から2030年までの道のりを体験するゲームです。詳しくはこちらのページをご覧ください。⇒SDGs推進活動 このカードゲームをとおして、地域および子どもたちへSDGsの理解を深め、未来の地域社会づくりに向けて「自ら考え、行動する人」の育成をめざしています。