平和・国際フェスタ「ハートカフェ 」を開催しました
2月3日、みどりアートパーク(横浜市緑区民文化センター)にて平和・国際フェスタ「ハートカフェ」を開催し、430名が来場しました。
平和・国際フェスタ「ハートカフェ」は、世界各国の文化に触れる交流イベントです。地域で活動している団体や個人と連携し、国内や世界の多様な社会的課題のもとにくらす人たちの存在を知り、平和に関するワークショップや映画上映を通じて平和と国際問題について考える場となっています。
ワークショップ、伝統工芸品やフェアトレード品の販売、パネル展示
平和活動や国際協力に取り組む13の団体や個人が出展し、フェアトレード商品の販売や在日の外国人の困窮状況の説明など、来場者がさまざまな体験を通じて平和と国際問題について知るきっかけをつくりました。
来場されたみなさんには、景品と交換できるスタンプラリーのカードを配布し、講演やワークショップを体験したり、出展団体のブースをまわったりしながら楽しんでいただきました。
民族衣装の試着や水道のない地域での水くみ体験、神奈川県ユニセフ協会の指定募金先であるアフリカガーナの打楽器演奏など各国の文化を体験できるワークショップや、中学生・高校生が各国の外交官になりきり、核兵器禁止条約に関する最終文書の採択を体験するワークショップなどを通じ、国際理解の大切さを学びました。
また、障がい者就労支援事業所がつくったパンやお菓子などの販売、2024年4月に開所予定の当組合が設立した就労継続支援B型事業所(株式会社ハートコープ神奈川)のしいたけ販売もあり、文化や価値観や個性というあらゆる違いを超えて、人と人がつながることの大切さを実感する機会となりました。
ワークショップ「アフリカの打楽器演奏体験」
ワークショップ「外交官になろう」
水くみ体験
さまざまな国の文化に触れる
チャリティのドリップコーヒーを販売
ハートコープ神奈川で栽培中の椎茸の展示
UNICEFのパネル展示の様子
「いま」世界でおきていることを五感でまるごと伝えます
アフガニスタンやパキスタンで人びとのくらしに寄り添い、用水路を建設した故人の医師中村哲さんのドキュメンタリー「荒野に希望の灯をともす」上映会では、監督の谷津賢二さんから、撮影時のエピソードや中村哲さんの人柄から見える信念が語られました。
谷津賢二監督(写真中央)と理事長(右)、担当理事(左)による対談
映画「荒野に希望の灯をともす」@日本電波ニュース社
多文化共生を「自分ごと」に
パルシステム神奈川は「ともに生きる社会」をめざし、より多くの市民が多文化共生や平和を考えるきっかけづくりをしています。
今回のイベントは国際協力や平和活動に取り組む諸団体と連携し、“楽しく”“気軽に”世界の課題に触れる場を作りました。
日常のくらしでは気がつきにくい、今なお多様な困難を抱える世界各国の人たちに思いをはせ、多文化共生の社会づくりを推進していきます。
これからもパルシステム神奈川はさまざまな社会的な課題と向き合い、組合員や地域団体の方々と手を取り合い、私たちにできることを考え、行動してまいります。
参加者の感想より
- 映画を観て、自分がどう生きたいかをあらためて考える機会となりました。「平和とは何か」も考えさせられました。
- あたたかい雰囲気のなかで開かれたイベント、関係者のみなさんのご尽力あってこそと感じました。以前から、中村哲先生のこの映画をみたいと思っていて、監督さんのお話もうかがうことができて、とても貴重な経験となりました。このような機会をありがとうございました。
- 初めて来たのですが、雑貨やお菓子などの販売も展示も、いろんな角度から多文化を楽しく知ることができました。ありがとうございました!
- 初めて参加しました。一人ひとりが少しずつでも助け合えるしくみがあることに感謝しています。小さな取り組みが大きな力になっていることを実感できました。
- 4月からできる「しいたけの菌床栽培」(ハートコープ神奈川の展示)がよくわかった。核兵器禁止条約の様子(KNOW NUKES TOKYO「外交官になろう」ワークショップの展示)も、ため息が出るくらい現実がわかった。
【ハートカフェ2023出展・出演者のみなさん】(敬称略)