「くらしの見直し講演会~キャッシュレスで変わる家計管理」を開催しました
1月25日、オンラインにて「くらしの見直し講演会~キャッシュレスで変わる家計管理」を開催し、組合員と役職員あわせて162名が参加しました。
政府の後押しもあり、今や生活の一部となったキャッシュレス。現金のように目には見えないため、どのように管理してよいのか、戸惑う声が聞かれます。そこで、今回LPAが主催・運営する「くらしの見直し講演会」では、「生活マネー相談室代表の八ツ井慶子氏」を講師に迎え、キャッシュレス時代の家計管理についてお話しいただきました。
※LPA(ライフプラン・アドバイザー):ファイナンシャルプランナーの資格を持ち、中立な立場でくらしのなかのさまざまなお金の問題に、生活者目線でおこたえしたいと活動している組合員のメンバーです。
キャッシュレス時代の家計管理
「今、お金の世界が大きくかわりつつあります。デジタル化は世界的に進められ、日本でもデジタル通貨の実証実験が始まるなど、キャッシュレス化の流れは止められません。来年からは給与支払いも、銀行を介さずデジタル、例えば○payやポイントなどで直接支払う『デジタル払い』も解禁されます。平たく言うと、この流れに慣れておきましょう、ということです」と八ツ井氏は語りかけました。
急速に普及したと感じるキャッシュレス化も、買い物などで日常的に使うようになったため、戸惑いますが実は給与振込などかなり前から私たちは利用してきたこと。そもそもキャシュレスとはどのようなもので、何が問題なのか、それらを踏まえたうえで、キャッシュレス時代の「家計管理」の考え方について説明されました。
講演中の八ツ井講師
変化や違いを受け入れ、前向きなアクションを
続いてキャッシュレス化となり出てくるだろう疑問や、家計相談から見えてきた悩みなど、さまざまなケースについて、具体的に解説いただきました。
お金の価値観は人それぞれ、家族や子どもを変えようとしても変えられない。キャッシュレスを怖がってばかりではなく、メリットを享受できているのかをきちんと見て対策を考える、などのお話からは、お金のことはもちろん、それだけではない人生を前向きに生きるための「ものごとの捉え方」を教えていただいたようでした。
最後に「人事を尽くして天命を待つ」八ツ井氏の好きな言葉を紹介され、「これからの激動な時代を、笑顔で、みんなで助け合って乗り切っていけたらよいと思います」と締めくくられました。
八ツ井氏の明るい人柄に、参加者からは終始「いいね」や「ハート」のスタンプが送られ、参加者がこれからの時代を柔軟に前向きに生きるよう背中を押されたような講演会となりました。
配信会場の様子
参加者のアンケートより(一部抜粋)
- 楽しく、そして生き方など哲学的とも言えるお話まで聞けて大満足の2時間!あっという間でした。お金の使い方を見直してみます。ありがとうございました!
- むずかしくなりがちなお金についての考え方を、やわらかい雰囲気でお話くださり、楽しく学べました。 キャッシュレス化の波に乗り遅れてはいけないと身構えていましたが、自分が納得できる方法を考えていけばよいのだと気が楽になりました。有意義な時間をありがとうございました。
- 60代後半でキャシュレスに慣れていないため、受講しました。オンライン決済は怖いと避けていましたが、リスクを知り、事前にできる対応をすることを理解し、前向きになれました。
- 今の社会情勢やそれぞれ悩んでいると思われる問題点に対応した内容であり、またそれぞれ応用できる内容で、大変よかったです。 講師の方のかたくならない話しぶりも好感がもてました。
- キャッシュレスの話だけでなく、具体的な家計管理の仕方や行動目標など、大変参考になり、もっと聞きたいと思うセミナーでした。
*この講演会はコープ共済連『くらしの見直し講演会支援金』・パルシステム共済連『福祉・たすけあい助成金』を受けて開催しています。