小田原特産の玉ねぎを苗から育てる「小田原で玉ねぎを作ってみよう!(植え付け)」を開催しました
12月3日、小田原市曽我みのり館近くNPO法人小田原食とみどり主催「小田原玉ねぎを作ってみよう!」を開催しました。午前と午後の2回に分けて開催し、組合員や小田原市民など63家族175名が参加しました。
この企画は、小田原特産の玉ねぎ栽培をとおして、家族で気軽に農業を体験し、農薬や化学肥料に頼らない農業を知ることができる企画として、家族単位での区画の植え付け、草取り、収穫までの全3回行います。1回目の今回は、玉ねぎの植え付けを行いました。
玉ねぎの苗の植え付け
はじめに玉ねぎ生産者の中戸川さんより苗の植え付けを実演を交え教わりました。大きい玉ねぎを栽培したいときは間隔を広く、小ぶりにしたいときは狭くすることも教えていただきました。
ひと目で間隔や深さがわかるよう印をつけた割りばしを使って穴をあけ、余分な根や葉ははさみで切り、茎を強く握って折らないように注意しながら、苗をていねいに植えていきました。
最後に穴の周辺を軽く押してふたをし、各区画ごとに120本の苗の植え付けを行いました。
割りばしで穴あけ
生産者の中戸川さんに植え付け方を教わりました
ひとりで植え付けできたよ
家族で分担し植え付け
各区画ごとに植え付け
カモミールの種まき
苗の植え付け後は、玉ねぎといっしょに植えると相乗効果で作物の生育をよくするという“コンパニオンプランツ”としてカモミールの種まきをしました。
雨などで種が流れないように泥だんごを作り、カモミールの種を側面に付けました。区画の真ん中にまくと日陰で玉ねぎの生育を妨げてしまうため、真ん中は避け、家族で相談しながら区画内の好きな場所に種をまきました。
泥だんごにカモミールの種をつけます
次回は4月1日草取りの予定です。農薬を使わずに育てるには畑の草取りは欠かせない作業です。草取りまで約4カ月。今から玉ねぎの生長が楽しみです。
NPO法人小田原食とみどりでは年間をとおして土に触れる体験『2023年度小田原農の学校』を開催しています。2023年1月中旬に募集を開始しますので、ぜひご参加ください(詳細は当ホームページの「イベント情報」でご確認ください)。
NPO法人小田原食とみどり
農業体験を中心とした交流事業をとおして、都市と農村を結び地域活性化や環境保全と地域資源が循環する社会づくりをめざす非営利活動団体です。小田原地域の耕作放棄地を活用し、農業体験 「農の学校」などを企画・運営しています。当組合では、小田原地域での耕作放棄地を活用した農業体験や生産者との交流企画などの業務を委託しています。