「JAいわて花巻 お米の収穫体験」を開催しました
10月1日~2日の2日間で、岩手県の米産地JAいわて花巻にて「お米の収穫体験」を開催し、組合員6家族19名、理事・職員を含め24名が参加しました。
当組合と岩手県のJAいわて花巻は、花巻食と農の推進協議会を設立し、長年交流を続けています。コロナ禍で産地での交流会は2年間中止していましたが、6月に実施した「初夏の田んぼへGO!」と同様、例年より参加人数を縮小し、感染対策をとりながら開催しました。
この交流には、生産者との顔の見える関係を通じて、組合員のみなさんに生産者が米作りにかける思いを感じてほしい、そして生産者には組合員の声を直接聞き、ふれあうことで、日々の農作業の励みにしてほしいという思いがこめられています。
きれいに収穫した圃場にて
今年は、8月から9月まで雨の日が多く日照不足が懸念されていましたが、9月に入って晴天が続きなんとか収穫にいたりました。昔ながらの鎌を使用する稲の刈り方、刈ったあとの束ね方を生産者から教わったあと、いよいよ収穫体験のスタート。初めて鎌を触る参加者は、最初はぎこちない様子でしたが、コツをつかむとどんどん作業をすすめていきました。
熱心に作業していました
みんなで力をあわせて収穫
きれいに稲を刈った後は、さつまいも堀りと唐辛子の収穫体験です。収穫したさつまいもは袋いっぱいに持って帰りました。
夕食は生産者との楽しい交流会です。小山田美女会(女性生産者)の方々による地元の食材を使った郷土料理と炭火で焼いたお肉を堪能しました。お米の作り方の話や料理の味付けを教わるなど、和気あいあいとした時間となりました。
顔よりも大きいさつまいも
夕食交流会で餅つきの様子
翌日は、りんご農園でたくさんのりんごを収穫。採りたてのりんごをみんなで食べました。りんごをたくさん採ったあとは、収穫されたもみを保存、調整する場所(カントリーエレベーター)の見学をしました。ここではもみがお米になり、出荷するまで保管されます。こちらでは、持ち込まれたときに30%程度あったお米の水分を、15%になるまで乾燥させます。
品種は紅いわて
カントリーエレベーターのしくみを丁寧に教わりました
次に向かったのは、重要文化財に指定されている「旧小原家住宅」。江戸時代に建てられたと推定される建物で昔の生活の様子などを伺うことができました。昼食を食べたあとは、パルシステムのサステナブルアクション「もっといい明日へ 超えてく」の取り組みを参加者へ紹介し、各家族からは「超えてく宣言」をしてもらいました。
旧小原家住宅の囲炉裏
それぞれの「超えてく宣言」
今回、収穫体験をとおしてお米づくりの大変さや生産者の想いを知る機会になりました。また、豊かな自然と温かな人々とふれあうことで花巻市東和町の魅力をたくさん感じることができた2日間となりました。
JAいわて花巻の生産者のみなさん、本当にありがとうございました。
参加者からの感想(一部抜粋)
旧小原家住宅の前にて
※集合写真撮影時のみマスクを外しております。