オンライン石けん学習会「やってみたくなる! カラダにいい石けん洗濯♪」を開催しました
9月29日、東京 小金井でクリーニング店を経営されている茂木孝夫氏を講師に迎えたオンライン学習会に、組合員、理事、職員など合わせて138名が参加しました。
講師の茂木氏は、約30年前から石けんを使った安心・安全な石けんクリーニングに切り替えられ、石けんを使った洗濯術を伝える講座も多数開催しています。「洗濯のプロに聞きたい!」と、多くの質問も寄せられました。また、この企画はパルシステム山梨とパルシステム静岡の活動組合員、理事、職員のみなさんにも参加していただきました。
(有)白栄舎クリーニング代表 茂木孝夫氏
99%シミや汚れが落ちる方法とは?
事前質問でも多く寄せられたシミ・黄ばみ落とし。お湯と石けんと酸素系漂白剤の組み合わせで、ほとんどの汚れが落とせることを教わりました。シャツの襟汚れ、口紅、ファンデーション、食べこぼしなどのシミが、石けんをつけてブラシでこすったり、石けんと酸素系漂白剤をお湯に溶かした洗濯液につけ置くことで、驚くほどきれいになります。
また「家庭で洗えないのでは?」と思われがちなダウンですが、茂木氏は「ダウンは水鳥の羽毛。お水が大好きで、ドライクリーニングより水洗いが適しているんですよ」と、洗濯石けんを使った洗い方を実演動画で示してくださいました。
エリの汚れがこんなにきれいに
ダウンコートもふっくら仕上がりました
プロが教えるお役立ち知識
学習会では、洗濯表示の見方やおしゃれ着の洗い方、洗剤のパッケージにある成分の見方なども示され、私たちが洗濯をする際に役立つ知識を多く得ることができました。
すすぎ1回では洗剤が落とし切れていないことや、蛍光増白剤によって衣類が白く見えることについても実際の映像を見て、肌にも環境にもやさしい石けん洗濯の良さを再確認しました。
質疑応答では、ボールペンの部分汚れの落とし方、墨汁はクリーニング屋さんでも落とせないことなど、短時間ながら洗濯のプロならではの回答をいただきました。事前の質問、学習会中の質問、茂木氏の技を後日実際に試した参加者から寄せられた質問は、合わせて130件近くにのぼり、石けん洗濯に対するみなさんの関心の高さを感じました。
石けんの講座というとちょっと敷居が高いと思われた方もいるかもしれませんが、「自分も試してみたい!」と思えるような30年以上石けん洗濯を続けてきたプロの知識と経験がつまった講座でした。
たくさんの質問にお答えいただきました
この学習会のダイジェスト動画は10月中旬頃、当組合公式YouTube『パル★ゆめちゃんねる』に掲載の予定です。ぜひご覧ください。
参加者の声
- 石けん洗濯のプロの茂木さんのお話は、とても説得力がありました。毎年ドライクリーニングに出していたダウンも、次回は家で洗ってみようと思いました。
- パルシステムの商品を使って、画像で細かく洗い方まで教えていただき、とても参考になりました。Yシャツの襟やポケットについたボールペンのシミなど、早速試してみたいと思います。
- 洗濯洗剤、漂白剤、おしゃれ着、赤ちゃん用洗剤、柔軟剤と物によって分けていましたが、同じ石けんや酸素系漂白剤で家庭用の服はだいたい洗えることを知り、節約になるし、さらに環境にやさしいことを知りました。本当に勉強になりました。
パルシステムの石けん・洗浄剤
川や海に流れる水のことを考え、パルシステムの石けんやシャンプー、洗剤は、すべて化学合成した界面活性剤を使っていません。天然由来の成分である石けんは、水に流すとサッと流れて分解されてしまいますが、合成界面活性剤は手肌に残りやすく、環境中でもなかなか分解されないためです。
未来を守るために、石けん生活を始めてみませんか。