SDGs推進活動~「2030SDGsカードゲーム」を横浜市港南区、金沢区の小学校教員に向けて実施しました
8月24日、横浜市港南区、金沢区の小学校教員に向けて「2030SDGsカードゲーム」を実施し、午前に横浜市立下野庭小学校の図書室で24名、午後に神奈川小学校の図工室で22名が参加しました。
誰ひとり取り残さない地域社会づくりに向けて
当組合の2030年ビジョンは「だれもが認めあい、ともにいきる地域づくり」です。これは、国際社会が協働して地球規模で取り組むべき目標がまとめられたSDGsにも通じます。SDGsを推進することで誰ひとり取り残さない地域社会づくり、ひいてはビジョンの達成をめざしています。
SDGsをどういった切り口で子どもたちに伝えるか
小学校では、総合の時間などで子どもたちにどういった切り口でSDGsについて導入をし、授業として取り組めばよいか悩んでいる教員も多く、講座を通じてヒントになればと、SDGsカードゲームの公認ファシリテーターの資格をもつ当組合の担当者が出前講座を実施しました。
教室での講義の様子(SDGsとは)
全体の流れ
講座前半では、SDGsの概要について17の目標事例と合わせて説明。後半は、SDGsが日々の生活とどんなつながりがあるか、明日からできる一歩を考えていただきました。
たとえば、何げなくごみをポイ捨てしたことが、ゆくゆくは海洋汚染や環境破壊などSDGsの目標にもかかわるような多方面に影響を及ぼすこと、“一人ひとりの選択が社会を変えていく”ということを伝えました。
教室での講義の様子(ゲーム説明)
ゲームの実践
ゲーム実施においては、港南区、金沢区の小学校教員ともに1世界で行いました。
作戦会議1分 前半8分 中間発表4分 作戦会議1分 後半15分 結果発表3分
2~4人で1チームを構成し、各チームに割り当てられたゴール達成をめざしてゲームを進めていきます。中間発表を経て“豊かな世界とは何か”を考え、今一度自チーム以外にも目を向けることにより、自チーム内および他チームとの協力・交渉、世界の状況メーターを意識した行動ができており、自分たちができるアクションを考えながらゲームを進めてもらいました。
カードゲーム実施の様子
一人ひとりが考えるこれからの豊かな世界
対象が小学校教員ということで、ゲームに積極的に参加し、前半から他チームとの調整が図られ、一人ひとりの意識が非常に高いことが感じられました。この講座で得たものを子どもたちにどうやって伝えていくかを真剣に考え向き合う教員たちに、生徒たちへの広がりを大きく期待する機会となりました。
教室での講義の様子(振り返り)
このカードゲームをとおして、地域および子どもたちへSDGsの理解を深め、未来の地域社会づくりに向けて「自ら考え、行動する人」の育成をめざしています。