おうちでプチボランティア「ラオスの子どもに絵本を贈ろう」にご協力ありがとうございました
5月に自宅でできる、絵本にラオス語翻訳シートを貼るプチボランティアを開催しました。
多数のお申し込みがあり、225世帯の組合員のご協力をいただきました。翻訳絵本はラオスに送り、各地域の学校や図書館で使用されます。
ラオスの子どもの多くは、小学校に入ってから初めて文字に触れます。多くの地域では書店や図書館がないため小学校に入学して初めて文字を学習するという子どもが多いのが現状です。
そこで、子どもたちが幼いころから本に親しみ、文字を覚えやすくなるように、日本語の絵本にラオス語の翻訳シートを貼って現地に贈る取り組みが行われています。現地に送られた絵本はラオス各地に届けられ、学校の図書室や図書袋に設置し、学校以外にも地域で読めるように地域文庫などで活用されます。
この絵本を送る取り組みは国際協力NGO「ラオスのこども」の「ラオス語絵本プロジェクト」で実施されていて、当組合もプロジェクトに参加しています。
ボランティア協力にてラオス語翻訳シートを貼った絵本
「ラオスのこども」の現地調査では、図書をよく活用している学校の教員たちからは「読書をすることにより、子どもたちが授業を理解するのが早くなり、文字の習得がスムーズになった」「本があることによって、子どもたちが学校を欠席せずに来るようになった」「落第率が低下した」という効果が報告されたそうです。
子どもたちの文字の習得、基礎教育の獲得に対して、図書は非常に大きなカギを握っているといえます。
当組合は『絵本のラオス語翻訳シート貼り』企画を毎年開催し、この活動に長く協力をしてまいりました。
今年度参加した組合員からは「日本の絵本をラオスのこどもたちに知ってもらえてうれしい」「識字率を上げる協力をしたい」などの声が寄せられました。みなさんのご協力、誠にありがとうございました。
今回完成した翻訳絵本は、国際小包で「ラオスのこども」現地事務局に送る予定です。