三つの産地協議会 総会開催のご報告
パルシステム神奈川では三つの産地協議会(花巻食と農の推進協議会・宮城みどりの食と農の推進協議会・小田原食と緑の交流推進協議会)を設立し、環境保全・資源循環型農業の推進、交流を通じて産地、消費地両者の地域発展に寄与することを目的に活動を行っています。
今年度は産地交流会を小規模ながら開催できるようになり、三つの産地協議会も集合して通常総会を開催することが出来ました。久しぶりにお互いの元気な姿を見て話すことで、日本の農(食文化)の継承について生産者と消費者の相互理解を図り、産地と消費地の距離を“超えてく”ことができました。
「第21回小田原食と緑の交流推進協議会通常総会」
6月25日、小田原産直組合、パルシステム連合会、当組合、小田原市で構成する「小田原食と緑の交流推進協議会」の第21回通常総会が小田原市で開催され、39名が参加しすべての議案が承認されました。また、小田原で農の学校を開催しているNPO小田原食とみどりの総会も同会場で開催されすべての議案が承認されました。
付帯企画
総会終了後には当協議会行政会員でもある小田原市より小田原の農業の現状や今後予測されること、小田原市での新たな取り組みや小田原市でも有機農作物を拡大していきたい旨が報告されました。生産者の安定した収入の確保や消費者の理解など小田原農業の維持、有機農産物の拡大について生産者と意見交換を行いました。
通常総会の様子
小田原市講演
「第14回花巻食と農の推進協議会通常総会」
7月4日、花巻農業協同組合、花巻市、パルシステム連合会、当組合で構成する「花巻食と農の推進協議会」の第14回通常総会が新横浜で開催され、37名が参加しすべての議案が承認されました。
付帯企画
総会終了後にパルシステムの新たな取り組み「もっといい明日へ 超えてく」を生産者や行政の参加者へ紹介を行い、参加者からは超えてく宣言をしてもらいました。
2日目の付帯企画は横須賀センター視察を行い、災害用設備やパルシステム神奈川資料館を紹介しました。参加した女性生産者からは災害用のかまどベンチに興味深々、横須賀センターまつり開催時にはかまど炊きができないかひそひそ話をされていました。
総会参加者の超えてく宣言
産直地図指差し
かまどベンチ
「第13回宮城みどりの食と農の推進協議会通常総会」
7月13日、新みやぎ農業協同組合、大崎市、涌谷町、美里町、パルシステム連合会、当組合で構成する「宮城みどりの食と農の推進協議会」の第13回通常総会が宮城県で開催され、46名が参加しすべての議案が承認されました。
付帯企画
総会終了後に新みやぎ農業協同組合とパルシステム神奈川の交流のあゆみ、新みやぎ農業協同組合の合併後の組織概要や今後の体制、世界農業遺産「大崎耕土の巧みな水管理システム」認証制度や今後の取り組みについて紹介がありました。2日目は居久根(屋敷林)や涌谷町にある農業にゆかりのある箟峯寺、パルシステム新商品の金のいぶきのほ場などを見学しました。
※総会後の大雨(7月15日)では田んぼの稲が水に浸かるほど水嵩が増してしまいました。今後のお米の生育に影響が出ないか、生産者や地域の被害などが心配です。JA新みやぎと当組合では「大規模災害時の相互応援協定」を締結していますので、できることから支援を行っていきたいと思います。
通常総会集合写真
世界農業遺産紹介
金のいぶき ほ場
金のいぶき(大雨冠水)