パルシステム神奈川のイベントレポートをご案内します。

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「大根の収穫体験とお手伝い」を開催しました

3月19日、三浦市で「大根の収穫体験とお手伝い」を開催し、組合員11家族33名が参加しました。
訪問した畑はパルシステムのカタログや当組合独自チラシ『いいね! かながわ』でもおなじみの「三浦半島EM研究会」の生産者石渡さん親子の畑。春の大根収穫体験は毎回人気の企画となっています。

EMを使った土づくり

三浦半島EM研究会では、乳酸菌、酵母、光合成細菌、放線菌、糸状菌などの「EM」という有用微生物群を使った土づくりをしています。畑に入る前に石渡さんから「種まきの前に肥料にEMを散布してから耕うんし、半月から1カ月ほど寝かして作付けします」とEM農法の説明がありました。畑の土はフカフカでとても柔らかく、前日の雨にもかかわらず、水はけのよい土壌に石渡さんの土づくりにかけるこだわりが感じられました。

親子で大根を収穫

今回の企画は畑で収穫を体験するだけでなく、「いいね!かながわ」の商品として大根を出荷するための収穫作業でもあります。「土から抜いた大根は、折れた葉など使ってさっと泥をぬぐってください。それから収穫用一輪車には大根の首(葉と根の付け根部分)をそろえて置くように。あとで葉の長さを切りそろえて箱詰めするので、みなさん注意して作業してください」と説明がありました。
大根は畑で育ったあとも、出荷のためいろいろな作業があることを実感。収穫方法の説明を聞いて参加者全員でていねいに大根を収穫していきました。大根畑の土は柔らかいので、おとなや大きなお子さんにはとても抜きやすいのですが、小さなお子さんには抜くのにひと苦労。畑のあちこちで「抜けない」「取れたよ」など歓声が上がっていました。

生産者に教わりながら収穫

引き抜くたびに歓声が上がりました

生産者から聞く農業のお話

収穫作業をするなかで、参加者と石渡さん親子とも会話がはずみました。小さい大根もひとりぐらしの方などに人気があること、直売所では大きな大根が人気なこと、土の中の石にあたると二股に分かれた大根ができるが捨てずに加工用に使うことなど、生産者だから聞けるお話に、みなさん興味津々でした。
ひととおり作業を終えたあと、参加者と大根や野菜のクイズを実施。3種類のタネから大根のタネをあてるなど、少し難しい問題に親子で盛り上がりました。小さなひと粒のタネが大きな大根に育つことを実感。最後に参加者が生産者へメッセージカードを記入。産地からはお土産の大根、ブロッコリーが、当組合からはタネに興味をもってほしいと「ベビーリーフ」のタネがプレゼントされ、終了となりました。

意外と難しかったクイズ

また来年も来てください