SDGs推進活動~「2030SDGsカードゲーム」を横浜市立川和東小学校で実施しました
2月18日、川和東小学校にて「2030SDGsカードゲーム(※)」を実施し、5年生1クラス34名が参加しました。
未来の地域社会づくりに向けて
当組合の2030年ビジョンは「だれもが認めあい、ともにいきる地域づくり」です。これは、国際社会が協働して地球規模で取り組むべき目標がまとめられたSDGsにも通じます。SDGsを推進することでだれひとり取り残さない地域社会づくり、ひいてはビジョンの達成をめざしています
川和東小学校での2030SDGsゲーム
「総合学習で「環境」について学んでいるなかで、地域のこと、ゴミ拾いを取り扱ってきました。そこからもう少し視野を広げたいと思っていた時に、生徒からテレビなどでよくSDGsという言葉を聞くという声があがり、神奈川県の環境教室からこちらのプログラムに関心をもち、申し込みました」(川和東小学校担当教員より)
全体の流れ
5年5組を対象に、図工室にて1限、2限を使って90分間の講座を実施しました。
講座前半では、SDGsの概要について17の目標事例と合わせて説明。後半は、SDGsが日々の生活とどんなつながりがあるか、明日からできる一歩を考えていただきました。小学生に身近なポテトチップスを題材に、「ポテトチップスを食べると台風が増える」という話から、自分自身の選択が世の中の思いもしないところにつながっているということを、ゲームをふり返りながら現実の世界の現状と照らし合わせて体感してもらえるような組み立てを行いました。
5年5組の受講の様子
ゲームの実践
<作戦会議1分 前半9分 中間発表5分 作戦会議1分 後半15分 結果発表5分>
2~3人で1チームを構成し、チーム内でのコミュニケーションと他チームとの交渉を促進させるしかけとなっています。目的に向かって、チーム内で話し合い、他チームの目的を理解して交渉するという経験を積みます。
前半は自チームの目標達成に奔走。川和東小学校5年5組のみなさんは環境に興味があるのか、中間発表時には経済・環境が伸びていましたが、社会がどん底に。その後、中間発表を経て世界の状況やゲームの目的を示唆し、豊かな世界とは何かを考え、そのために自分ができるアクションについて考えていただきました。
すると、後半では世界の状況メーターを気にして「社会が●●!」と声掛けが発生。みなで世界をつくりあげていこうとする姿勢が印象的でした。
ふり返り後の世界のバロメーター
SDGsをより身近に
ゲームの実践により、SDGsをより身近に身構えることなく、まずはSDGsのつながりを体感してもらいたいと思います。自分ではどうすることもできない大きな目標なのではないか? SDGsが大切だということは理解しているが、何をどうしたらよいのか? と考える子どもたちに、「一人ひとりが興味関心をもち、行動を少し変えるだけで、世界が変わっていくのだ」ということを、学ぶのではなく、感じ取ってもらいたいと考えています。
このカードゲームをとおして、地域および子どもたちへSDGsの理解を深め、未来の地域社会づくりに向けて「自ら考え、行動する人」の育成をめざしています。