「オトナ女子のからだケア講座」をオンラインで開催しました
昨年の10月から11月にかけて横浜南・横須賀・横浜中・湘南センター配送エリアの組合員を対象に、「オトナ女子のからだケア講座」を3回シリーズでオンライン開催し、延べ76名が参加しました。
この企画は、ライフステージでからだの変化が気になる女性向けに、パルシステムの商品を活用し、いつまでも健康で、イキイキとすてきでいてほしい、そんな願いを込めて開催しました。講座をとおして日常生活のなかでの気づきや、ヒントを共有することができました。
1回目「8020ライフをめざす」正しい歯みがきの話
歯科衛生士 奥泉沙織さんを講師に迎え、正しい歯みがきのお話をしていただきました。。いつまでもおいしいものを食べ続けるための元気な歯は、日々の手入れから。「8020ライフをめざす」とは、「80歳になっても20本以上自分の歯を保とう」という運動で、20本以上の歯があれば、食生活にほぼ満足することができるといわれています。そのため、「生涯、自分の歯で食べる楽しみを味わえるように」との願いを込めてこの運動がすすめられているそうです。また、歯周病になると虫歯や歯が抜けるだけでなく、さまざまな病気にかかる可能性があり、歯周病予防のためにも正しい歯みがきが大切とのことでした。
正しい歯みがきについて
オンラインで参加中
【参加者の声】
- 知っていることもあったが、今後のためにあらためて気をつけていきたいと意識づけができました。
- お話がわかりやすく、すぐに取り入れられることが多かったです。
2回目 腸内を整えるのに有効 発酵食のお話
栄養士で発酵食品ソムリエ 和の家庭料理「和ごころ食卓」代表 そが真由美さんを講師に迎え、腸内環境を整えるのによいといわれている発酵食品について、お話をしていただきました。
からだの調子を整えるには、一般的に「まごわやさしい」(それぞれの頭文字をとった食品)がよいといわれています。
ま: まめ (大豆とその加工品(納豆・豆腐・みそなど))
ご: ごま (種実類。黒ごま・白ごま、ナッツなど)
わ: わかめ (海藻類。わかめ・こんぶ・ひじき・のりなど)
や: やさい (緑黄色野菜・淡色野菜・根菜など野菜全般)
さ: さかな (魚介類・旬の魚)
し: しいたけ (きのこ類。しいたけ・えのき・まいたけ・しめじなど)
い: いも (イモ類。じゃがいも・さつまいも・里芋・山芋など)
この「まごはやさしい」にプラスして「こ」=こうじ 発酵食品も加えるとさらに効果的だそうです。日本は有数の発酵先進国で、日本の発酵に欠かせない物が「麹(こうじ)」。みそやしょうゆ、酒や酢など日本の伝統的な発酵食品の多くは麹で作られており、日本の麹菌は「国菌」として認定されています(2006年日本醸造学会認定)。麴菌によって発酵した食品は、消化・吸収が効率よくできるようになったり、腸内の善玉菌が活性化して、腸内環境がよくなるといわれているそうです。また 麹菌は豊富なビタミンやミネラルなどの栄養素をつくり、疲労回復や美容促進にも関係していて、腸内で菌を増やすためにも大豆が有効だとのことでした。バランスのとれた和食が、からだにもやさしいことを、あらためて確認できる講座となりました。
「まごわやさしい」
【参加者の声】
- 大豆と発酵食品のよさを理解できました。日常の生活に無理なく取り入れられるというのもよかったです。
- 知っていたことも多かったですが、先生のわかりやすい説明で、知識を整理し深めることができました。
- 和食のよさを再認識できてよかったです。
3回目 自宅でチャレンジ 上手な発酵食の取り入れ方
上手に発酵食品を日々の食卓に取り入れるヒントを、2回目に続いてそが真由美さんに、デモンストレーションを交えて教えていただきました。今回は「発酵食品を使ったバランスのよい食事」ということで4品作っていただきました。
メニューは
1.炊き込みごはん きのこと根菜、大豆の水煮、お酢を入れて炊き上げます
2.魚の発酵漬け床焼き 酒粕とみそで漬け床をつくり、塩をした魚を45分以上漬けて焼きます
3.きのこの麹マリネ 好みのきのこをにんにく、鷹の爪を入れて炒め、酢と砂糖、塩麹で味を調えます
4.おみそ汁 赤みそ・白みそ、だし、お好みの具材、お湯を注いでみそ汁のでき上がり
和食(一汁二菜)にして、みそ・しょうゆ・酢・みりんなどの調味料、納豆・大豆製品を食べることで、発酵食品を日常の食事に取り入れられるなど、ヒントの詰まった講座となりました。
乾燥麹にしょうゆを注いで発酵させるとしょうゆ麹が完成!
きのこの麹マリネ
このメニューに納豆の青菜あえプラスではなまる献立
手元を映しながら配信中
【参加者の声】
- デモンストレーションのメニューが多く、アレンジもできそうだったので、献立の幅が広がりそうです。大豆のゆで方や、しょうゆ麹の作り方など簡単でおいしそうなので早速作ってみたいと思います。まずは本日の夕食にきのこの麴マリネを作ります。
- 調理の仕方を見ることができてレシピを読むだけより理解が深まったと思います。
- 生麹からしょうゆ麹を作るのが簡単なんだ! と知れてよかったです。
- 発酵食への興味がさらに増えました。
- 簡単で、おいしそうで、楽しく作れそうでした。