オンラインで「ぽかぽかパパ育児講座」を開催しました
8月9日パパライフサポート代表の池田浩久氏を講師に迎え、「ぽかぽかパパ育児講座」を開催し、21組の組合員がオンラインで参加しました。
当組合で行う「ぽかぽかパパ育児講座」は今年で3年目となります。毎回多くの応募があり、抽選になるパパ向けの企画です。
講師の池田氏は横浜市在住で父親育児を応援するパパライフサポートの代表を務め、またNPO法人ファザーリングジャパンの会員でもあり、地域でさまざまな講演活動を行っています。
日本の男性育児の障壁
世界のジェンダーギャップ指数をみると、日本は156か国中120位(「経済」「政治」「教育」「健康」の4つの分野でポイント制)。日本での男性育児の障壁は様々で、
- 社会では
- 仕事が忙しい(勤務時間+残業)成果には時間が必要
- 性別役割分業の根深い意識
- 上司に意識、理解がない、男性育児の空気がない
- パタハラ(=パタニティー・ハラスメント)がある、育児していると評価に響く
- 妻
- なぜかいつも不機嫌
- なにをやればいいかわからない(察しろビーム)
- 問題解決が裏目に、、、
- 子
- ママの方がいい(パパだと泣く)
- 子育て方法がわからない
- 何で泣いているの??
など男性が育児をする上での障壁が女性より多い現状だと講師のお話がありました。
パパと子どもの時間
男性育児の障壁があるなかでもできること、池田氏が実践していることを教えていただきました。
朝の挨拶ではハグをし、熱がないか確認したり、顔色をみながらオムツ交換し、体調を確認したりと、普段から触れあうことでいつもと違うことがわかります。また、朝食では一緒に食べる時間を確保し、食べ方を見せたり、コミュニケーションをとったりと子どもとの時間をつくることが大切だそうです。
また”遊ぶ”ことの大切さを教えていただきました。”遊び”は身体の動き、創造する力、生きる力、非認知能力、自己肯定感など”自己形成”につながります。講師からは自然のなかで遊ぶことをたくさんしてくださいと呼びかけがありました。
そのほかにも講座では、家事と育児の夫婦シェアについて具体例をあげて、見える化していただき、またシェアのコツを伝授いただきました。講座の合間にはオンライン上でグループにわかれ、「パパと子のおでかけどこでなにしている? 」「パパの育児で困ることはなんですか? 」「苦手な家事はありますか? 苦手じゃない人からコツを聞いてみよう」などのトークテーマで参加者同士交流の時間もありました。
最後にパパと子のふれあい遊び、絵本読み聞かせのコツなどを教えていただき盛りだくさんの内容で、あっという間に1時間半が過ぎていきました。
祝日で仕事がお休みのなか、たくさんのパパさんに参加いただき、ありがとうございました。当組合では今後も子育てに関する企画を継続して行っていきます。
参加者アンケート(一部抜粋)
- 自分と同じように育児に奮闘しているパパがいることをあらためて実感した。《できるだけ なるべく》という池田講師のモットーがよかった。少し肩の荷が下りる気がした。
- なかなか父親同士の関わりができないため、とても良い機会でした。 緊張したと言っていましたが、他のパパさんの意見や子どもとの関わりかたについての話を聞くことができ、よかったようです。(ママが記入)
- 他のパパがどのように接したり過ごしているか知ることができたのがとても良かった。コロナ禍ということもあって、なかなか他のパパと会う機会もないので、またこのようなイベントがあればいいと思う。