夏休み親子企画 オンライン学習会「おうちで学ぼう!ビーチクリーン」を開催しました
7月22日、(公財)かながわ海岸美化財団の柱本健司さんを講師に迎えたオンライン学習会に、26世帯約50名の組合員が参加しました。夏休みに入ったばかりの「海の日」ということで、親子で参加された方も多くいらっしゃいました。
(公財)かながわ海岸美化財団 柱本健司さん
公益財団法人かながわ海岸美化財団とは
講師の柱本さんが所属する(公財)かながわ海岸美化財団は、日本で唯一の海岸清掃専門団体で、横須賀市から湯河原町までの約150kmを通年清掃しています。海岸清掃事業だけでなく、海岸美化啓発活動として学校などへの出前授業や企業研修の受け入れ、海岸清掃ボランティアへの支援事業などを行っています。
どうしてビーチクリーンが必要なの?
学習会の第Ⅰ部では、柱本さんより「なくそうプラスチックごみ~わたしたちができること~」と題して、神奈川県の海岸ごみの事情や、ビーチクリーンボランティアをする際のポイントについてお話しいただきました。神奈川の海岸にウミガメが産卵に来ている写真のあと、その産卵場所のすぐ近くの海岸がプラチックを含むごみだらけという写真が紹介され衝撃を受けました。
ごみの7割は、陸域のごみが川から海に流され、それが海岸に打ち寄せられて集まったものなのです。道路わきの側溝がどのように海につながっているのか、雨水と雨水の運ぶゴミの流れをたどっていくと、自分たちのふだんのくらしが直接、海や海岸につながっていることを実感できるものでした。海に出てしまったプラスチックごみを回収することはむずかしいため、海岸のごみを海に出さないための最後の砦としてビーチクリーンが必要なのです。また、新型コロナウイルス感染症の影響によりビーチクリーンは、イベントとしてではなく、個人が自分のペースで気軽に行うスタイルに変化したというお話があり、参加者のみなさんも「やってみようかな」という気持ちになったようでした。
海岸ごみの7割が川から
海岸は最後の砦
わたしにできるワンアクション
第Ⅱ部では「わたしにできるワンアクションを考えよう」をテーマに参加者と講師とで話し合いました。海岸ごみは川からが7割ということを知り、今からできることをそれぞれが考えるきっかけになりました。「おすすめのビーチクリーンポイントは?」「川の清掃はどうしたらいいの?」などの質問にていねいに答えてくださった柱本さん。お子さんたちも積極的に質問や意見を出していた姿が印象的でした。個人で気軽にビーチクリーンをやってみたいという方は、(公財)かながわ海岸美化財団ホームページ「ビーチクリーンボランティア募集」をご覧ください。
参加者の声
・スライドと説明がわかりやすかったです。街と海が続いていることがわかり、海をきれいにするだけでなく、街のごみ拾いも意味があるということがよくわかりました。
・海岸から遠いわが家。ビーチクリーンをやや遠いイベントと感じていたが、ビーチに流れつくごみは陸→川経由のごみで、わが家の中や周辺のアクションがビーチに波及することを再認識した。
・むずかしいテーマですがたくさんの意見や質問が出て、とても有意義な時間になりました。子どもたちが真剣に参加している様子を見て、頼もしく思うと同時に、私たちおとなももっとできることを考えていかなくてはと思いました。すばらしい機会をありがとうございました。
との感想をいただきました。
パルシステムのプラ・リサイクル大作戦の取り組み
パルシステムでは国内資源循環と廃棄物の削減をすすめるために、組合員のみなさんとともに容器包装の3R(リデュース・リユース・リサイクル)活動に取り組んでいます。商品をお届けで使用している「まとめ袋」や注文カタログの袋もリサイクルしています。一人ひとりの小さな活動が、地球環境を守る大きな活動につながっていきます。未来を守るためにこれからも3Rの活動にご協力をお願いします。