「『やっぱり石けん!』オンライン学習会」を開催しました
7月2日、「『やっぱり石けん!』オンライン学習会」を開催し、組合員27名が参加しました。
パルシステムの人気商品『やっぱり石けん!洗濯用粉石けん』は神奈川の商品開発チームが2016年のリニューアル時に開発協力し、組合員の声を生かして作られた商品です。当日はメーカー担当者を講師として招き、環境にもからだにもやさしい石けんの性質や、洗濯のコツについて学習しました。
そもそも「石けん」ってどんなもの?
『やっぱり石けん!洗濯用粉石けん』を製造するヱスケー石鹸株式会社は、1918年(大正7年)創業以来「石けん」にこだわり、酸化防止剤や防腐剤など添加物を使用していない商品づくりを行っています。
この日は、石けんと合成界面活性剤の違いや、汚れの種類による石けんでの洗濯の注意点など、資料画像を見ながら解説していただきました。
界面活性剤とは、水と油のように混ざり合わないものを混ぜ合わせるための物質で、石けんと合成界面活性剤の2種類に分類され、皮脂などの水だけでは落とせない汚れをはがす力があります。
石けんは動植物油脂とアルカリだけというシンプルな原料。『やっぱり石けん!洗濯用粉石けん』は熱量がかからない中和法という製法を採用し、メーカーとしてもCO₂削減に取り組んでいるそうです。石けんは排水後、直ちに石けんカスとなり、微生物によって水と二酸化炭素にすばやく分解されます。またすすいだ後、皮膚へ洗浄成分が残留しないため、人体への影響は少ないそうです。
ここがポイント!石けん洗濯のコツ
汚れの種類により予洗いや、すすぎの際にクエン酸を併用すると、より効果的に汚れを落とすことができるなど、石けん洗濯のアドバイスもありました。洗濯機に洗濯物を詰め込みすぎないことも重要なポイントとのこと。常温の水にも溶けやすく、洗濯物に直接振りかけて使える『やっぱり石けん!洗濯用粉石けん』の良さも紹介されました。
また、石けんカスの発生の違いの実演もあり、普段見られない硬度0の水と水道水との比較が見られました。
参加者からは「学習会では、”なぜ石けんが環境に優しいのか”きちんと理由がわかって良かったです。毎日使う洗剤なので、環境にも配慮したいです」「説明が明確なので、石けんの使い方の疑問が解決しました。」「理系出身の私は科学的なことをもっと知ってみたいと思える内容でした。水の硬度によって溶け易さが変わる実演が面白かったです。」などの感想が寄せられました。
<組合員の「あったらいいな」をカタチに! 商品開発チーム>
パルシステムの商品づくりは、組合員一人ひとりの願いが原点。「こんな商品がほしい」という意見や、「よりよく使いやすく」の声を元に、新商品の開発や改善に取り組んでいます。商品開発チームのメンバーは、パルシステムの商品担当、協力メーカーとともに、組合員の声をカタチにする商品の開発・改善提案をめざして、一年間活動します。
パルシステム神奈川の商品開発チームは『やっぱり石けん!洗濯用粉石けん』をはじめ、『7種具材の入った中華丼の具』『素材がいきる白だし』などの商品の開発やリニューアルに協力しました。