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オンライン学習会「どう減らす 私たちのプラスチック」を開催しました

5月28日、パルシステム連合会環境活動推進室の植村幸子室長を講師に迎え、34名の組合員がZoom学習会に参加しました。

パルシステムのプラスチック削減の取り組み

第Ⅰ部は、講師のパルシステム連合会環境活動推進室の植村室長より、日本の現状やパルシステムのプラスチック削減の取り組みについて報告がされました。
「日本は一人当たりの容器包装プラスチック廃棄量は世界第2位であり、プラスチック削減は急務の課題ととらえ、1990年代よりパルシステムはプラスチック削減に取り組んできましたが、2017年からの3カ年ではさらなる削減にチャレンジした具体的なアクションに取り組んでいます」と植村室長は話します。

「パルシステムのリユース・リサイクルまるわかり」(PDFが開きます)

「パルシステムのリユース・リサイクルまるわかり」と植村氏(右上)

さらに、植村室長は2021年度のさらなる取り組みである、環境キャンペーン「めざせ回収率2倍!『プラ・リサイクル大作戦』」(6月5回~8月1回)について実施概要を解説し、配送で使うまとめ袋を戻すことは、プラスチックの原料をパルシステム内で回すしくみであり、ひとりでも多くの組合員に協力いただけるよう呼びかけました。

また、プラスチック削減の取り組みに関するご質問をチャット形式で参加者に募りました。「カタログが入っている袋も回収対象ですか?」という質問に「こちらも回収対象です。袋自体に回収していることがわかるようになっていない点を反省していますが、回収していますのでぜひお戻しください。よろしくお願いします」と答えるほか、多くのプラスチック削減に対する質問や提案があり、時間内に回答できなかった質問は、後日回答してもらい、参加者に共有することになりました。

私たちにできること

私たちにできるることについて考えました

第Ⅱ部は、参加者といっしょにプラスチック削減について考える時間としました。
参加者からの事前アンケートやチャットに入力された意見から、さらなるプラスチック削減をすすめるリユースや脱プラスチック商品への期待が大きいことが感じられました。

私たちのプラスチック削減アクションのひとつとして、パルシステムを通じメーカーや生産者などに直接意見を伝えることができる「ひとことメール」の紹介がありました。組合員のみなさん一人ひとりの声を、パルシステムの商品・サービスの改善に生かしたり、生産者やメーカーへの励ましメッセージとして届けたりします。

最後に、現在回収率25%以下の「商品まとめ袋」について考えました。商品を効率的・衛生的にお届けするためには現時点ではすべてをなくすことはできないまとめ袋ですが、できるだけ減らすこと、回収していることがわかりやすく伝わること、気軽に出せるしくみづくりが大切であることがわかりました。

植村室長からはパルシステム連合会の商品部、物流部で環境負荷削減に向けてプロジェクトを立ち上げていること、全国の生協でも物流部門で動き始めていることが報告されました。

パルシステムは事業を通じ、組合員とメーカーをつなぐ役割を担い、社会全体へよい影響力を示したいと今後も努力を続けてまいります。