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  • 平和 国際活動

ピースアクションin オキナワ~第38回沖縄戦跡・基地めぐり~を開催しました

毎年沖縄で開催している「沖縄スタディツアー」(日本生協連主催)は、今年度3月26日にオンラインでの開催となりました。沖縄学習の講演会の配信、沖縄戦跡・基地めぐりの動画掲載には、全国から400名を超える視聴参加がありました。

沖縄の歴史や戦争体験から考える平和を考えました

沖縄学習は、琉球大学教育学部の山口剛史さん、沖縄戦を体験された平良啓子さんによる講演で始まりました。
山口さんは、沖縄での平和学習をした学生たちの回答や反応を切り口に、当時の人々の感覚や行動を実際のデータを交えて語り、現代の私たちがあらためて平和を考えるための大切な機会となりました。沖縄戦や基地問題のクイズから話が展開し、とてもわかりやすく、幅広い年代の方が自然と平和について学び、考えることができました。

平良さんは、当時国民学校4年生(9歳)のときに対馬丸に乗船し、九州へ向かっていた当時の状況を語りました。途中米軍の潜水艦の魚雷に攻撃されて対馬丸は沈没し、平良さんは6日間漂流して奄美大島の無人島に流れ着きました。なんとか一命をとりとめた壮絶な体験とともに、さまざまな人々とのできごとを語られ、記録や数字だけでは見えない戦時の現実が伝えられました。

山口さんの講演の様子

戦争体験を語る平良さん

大学生協 ~ 若人の平和の取り組みを学びました

最後の講演は、全国大学生協連の学生委員会よりふたつの報告が行われました。
ひとつ目の「Peace Now! Okinawa2020」は、例年9月上旬に3泊4日で沖縄戦の歴史や基地問題の学習を行い、全国から参加者が集まって交流する企画でしたが、現地開催が中止となり、代替案として学習用冊子の配布と、オンライン動画の公開が行われました。

全国大学生協連の報告

ふたつ目は「戦後75年企画」で、オンラインを活用してつながりを生み出す平和運動の報告です。さまざまな担い手とオンラインでつながる交流会、SNSやWebを活用して平和の想いを発信する企画、オンラインワカモノNPT再検討会議を実施して国際社会を学ぶ場を作る活動です。さまざまな企画を実施した経験から、未来の活動に対する新たな課題として、アウトプットはさまざまな形で方法も工夫することや、平和活動のネットワークを広げつながりを作っていきたいと、熱い思いが語られた報告でした。

戦跡・基地をめぐる学習動画と見逃し配信

沖縄の歴史とともに戦跡や基地をめぐる5種類の動画と、講演会の見逃し配信が特設ページにて公開されました。
特設ページは8/31(火)までの公開となっています。
下記リンクから、ぜひ戦跡・基地めぐり動画や講演動画を見て学習にお役立てください。
https://jccu.coop/activity/future/okinawasenseki2020/