「パルゆめつなごう展(オンライン商品展示会)」を開催しました
2月27日、「パルゆめつなごう展(オンライン商品展示会)」を開催し、延べ1,026アカウントの参加がありました。「パルゆめつなごう展」とは、商品の試食や販売をとおして、つくり手と組合員との交流を行う場として毎年、多くの方が来場する人気のイベントです。今回は、コロナ禍ということで「トークリレー」と「リモート交流」の2部構成とし、初のオンラインで開催しました。
商品にまつわる信念やこだわりを知り
「ほんもの」を実感する「トークリレー」
6つのメーカーが30分ずつ生放送で出演し、パルシステム商品が製品化されるまでの軌跡や込められた想いを、スライドや動画を交えたリレー形式で紹介していきます。
組合員からの事前質問やチャットで受けつけた質問への応答も展開され、つくり手の熱い想いが伝わってきました。
【「トークリレー」配信一例】
■産直大豆のこだわり!わたしの「ほしい」にこたえる豆腐
豆腐開発に関わる熱いエピソードや豆腐業界の裏話、おすすめの食べ方として「さばの水煮のっけ やっこ」や「もずくと厚揚げの酢豚風」などを紹介。極上の湯豆腐を作る裏技も伝授していただきました。
■ついに登場!!「国産小麦もっちり食パン」のおいしさのひみつ
パン作りで一番大切なことは「添加物を使わずに手間暇がかかっても自社で作ること。毎日大量生産するのが大変」とお答え。原料のショートニングはトランス脂肪酸が少なく、持続可能なパーム油を使用しているとのこと。パンの作り方の動画で工程や手作業の多さを知る事が出来ました。
■高橋徳治商店の練り物は魚だ!
「おでんは油っぽくなく、魚の味がする」と言う参加者に「魚の配合率は80%ほど。油がおいしいから油抜きしないで!」と応答します。「おいしいだけではダメ。メッセージ性がないとダメ。こころはお金で買えない」と10年前の震災で学んだ大切なことを熱く語りました。地域の傷ついた若者たちの自立と就労支援も積極的に行い、恩送りの輪を送り続けたい。地域でも必要とされる会社でありたいというお話は、心に残る印象深い内容でした。
タイの生産者とつながる!
つくり手と直接話せる「リモート交流」
参加者とメーカ-とが直接話すことができる「リモート交流」では、3つのメーカーにより、1時間ずつ実施されました。
「ホムトンバナナの栽培農家に会いに行こう! オンラインでバナナ産地ツアー」では、ホムトンバナナに興味のある30名の組合員やその家族が参加。産地の情報に触れたり、現地にいるタイのスタッフや生産者と交流しました。
最初はバナナに関するクイズからスタート。画面上には〇や×をジェスチャー表示する参加者の顔の一覧も見えます。「バナナは木である?」「パルシステムのバナナは全て品種が違う?」といった質問に迷う参加者も。次にグーグルマップが表示され、タイのバナナ畑へ。するとノンブアデンのオンさんとライブ中継がつながり、強風で倒れたバナナの茎など、産地の今の様子を確認できました。生産者の紹介をしてから質問タイムへ。
参加者とタイのスタッフの間で質疑応答が続きました。夏にバナナが傷んでしまうが良い方法はあるか?という質問には「タイは1年中暑いので、バナナを小分けにして新聞紙で包んで保管している。」と生産者が答えました。参加者は全体的に和気あいあいとした雰囲気。事前にお届した試食品のホムトンバナナを食べながら、参加型で活発な「リモート交流」となりました。
オンラインならではの新しい可能性を実感
「パルゆめつなごう展」イベントサイトでは、パルシステムのほかの商品やつくり手の動画を15本設置し、時間に縛られることなくつくり手を知ることができる工夫をしました。
今年の「パルゆめつなごう展」は、つくり手も参加者もオンラインに挑戦し、距離を問わずつながる、新しい可能性を実感しました。